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平成二十一年十二月一日提出質問第一三二号
ある国会議員と外務省との過去の関係が我が国の国益に悪影響を及ぼしたと同省が認識している根拠等に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
提出者 鈴木宗男
ある国会議員と外務省との過去の関係が我が国の国益に悪影響を及ぼしたと同省が認識している根拠等に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
二〇〇一年九月より監察査察担当の外務省参与の任に就いている元最高裁判所判事の園部逸夫氏を長として、外務省と鈴木宗男衆議院議員との関係に係る調査が行われ、二〇〇二年三月四日付で当時の川口順子外務大臣に調査の結果をまとめた文書(以下、「園部レポート」という。)が提出されている。その「園部レポート」で、国後島における緊急避難所兼宿泊施設の建設工事と桟橋の改修工事の入札決定の過程で、当方と外務省関係部局との間で社会通念を超えた異常なやり取りが行われていた旨報告されていることにつき、外務省は過去の政府答弁書(内閣衆質一六六第一六六号)で、北方四島人道支援事業における国後島緊急避難所兼宿泊施設の建設工事に関し、当方が
@ 入札参加資格を北海道内ではなく、根室管内に本社を有する企業と改める様、外務省職員に求めた
A 入札参加資格決定に際し、同工事の施工に地元業者を使う様、外務省職員と支援委員会事務局職員に強く要望した
の右二点を行ったことが社会通念に反するとしている。右と「前回答弁書」(内閣衆質一七三第七七号)を踏まえ、再質問する。
二 一で、鳩山内閣としても「園部レポート」の内容が正しいと認識しているのなら、今次、第一七三回臨時国会が始まるにあたり、当方を衆議院外務委員長に指名したことは我が国の国益に反することになるのではないか。
三 一で触れた様に、政権交代が実現し、新たに発足した鳩山内閣は、前政権とは異なり、「対応マニュアル」なるものをそもそもつくる必要はなかったと総括している。「園部レポート」についても、それが作成された経緯や内容等について、鳩山内閣として総括すべきではないのか。
右質問する。