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平成二十二年一月二十日提出
質問第一六号

政治資金規正法違反容疑による現職国会議員の逮捕に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




政治資金規正法違反容疑による現職国会議員の逮捕に関する質問主意書


一 政治資金規正法には種々の罰則規定が設けられていると承知するが、それぞれどの様な規定があるか説明されたい。
二 本年一月十五日、民主党所属の石川知裕衆議院議員が政治資金規正法違反の容疑で東京地方検察庁特別捜査部に逮捕されたが、右容疑の内容を詳細に説明されたい。
三 石川議員の例を除き、現職の国会議員が、政治資金規正法違反の容疑のみで逮捕された事例は過去にあるか。
四 東京地検特捜部はじめ捜査機関が逮捕に踏み切る際、どの様な手続きを経ることが必要とされるのか等、逮捕の要件について説明されたい。
五 石川議員は現職の国会議員であり、本年一月十三日、東京地検による強制捜索を受けている。逃亡の恐れもなく、罪証隠滅の恐れもない石川議員を、逮捕許諾請求が必要となる国会会期を目前にして逮捕するのはあまりにも不自然ではないか。鳩山由紀夫内閣、特に検察庁の監督官庁の長である千葉景子法務大臣の見解如何。
六 石川議員は、逮捕された日の翌十六日の午後一時から、東京地検特捜部の聴取に応じることを同特捜部に約束していたと承知する。それにも関わらず、その前日の十五日に逮捕に踏み切ったことも不自然ではないか。鳩山内閣、特に千葉大臣の見解如何。
七 石川議員が逮捕された本年一月十五日の夜、東京地検の谷川恒太次席検事と佐久間達哉特捜部長が記者会見をしている。右の場で佐久間部長は、石川議員の逮捕に踏み切った理由について、「証拠隠滅の恐れが顕著だった」と強調し、更に「供述の中身、供述時の言動を含めた証拠全体から判断して、今日逮捕する緊急性、必要性があった」と説明した上で、「自殺の可能性があったのか」との問いに対して「否定はしない」と述べ、石川議員が自殺することを危惧していたことを認めている。当方が直接石川議員と話をした際にも、石川議員が精神的に追いつめられていることが感じられたが、そのそもそもの原因は、同特捜部による執拗な出頭の要請、そして脅しともとれる強圧的な聴取にこそあるのではないか。右に対する鳩山内閣、特に千葉大臣の見解如何。
八 東京地検特捜部が石川議員の逮捕に踏み切る以前、千葉大臣は同特捜部より何らかの報告を受けているか。
九 八で、受けているのなら、報告を受けた時刻及びその内容、そして当該報告に対して千葉大臣としてどの様な対応をしたのかを明らかにされたい。

 右質問する。



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