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平成二十三年十一月二日提出質問第二四号
全国健康福祉祭に関する質問主意書
提出者 坂本哲志
全国健康福祉祭に関する質問主意書
平成二十三年十月十五日、第二十四回全国健康福祉祭くまもと大会(以下、「本くまもと大会」という)が開催された。この全国健康福祉祭は「ねんりんピック」とも称され、年輪を重ねた主として六十歳以上の高齢者を中心にスポーツと文化種目などによって交流を深め、健康保持・増進や社会参加、そして生きがいの高揚を目的に厚生省(当時)が提唱し、厚生省創立五十周年を記念して昭和六十三年から毎年開催されている。正仁親王同妃両殿下(常陸宮)の御臨席を仰ぎ、厚生労働省が主催(主唱)するものであり、とくに本くまもと大会では、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の被災地選手団から共同宣言が発せられ、世代や地域を超えた交流として意義深い開催になったものと考える。
これを踏まえて、次の事項について質問する。
二 本くまもと大会開催前の十月四日、小宮山大臣は、日本労働組合総連合会の第十二回定期大会に、来賓であり政府代表として野田首相とともに出席し挨拶をしているが、この四日の時点で、厚生労働省主催(主唱)の本くまもと大会の開催日程があることを認識していたのか、小宮山大臣の見解如何。
三 第一回開催以降、厚生大臣(現厚生労働大臣)が出席した回もある一方で、民主党政権以降、厚生労働大臣が出席した回は皆無である。第一回の八万人の参加者数が回を重ねる毎に増加し、本くまもと大会での総参加者数は約五十三万人を数えるまでに至っている。両殿下が御臨席され、厚生労働省が主催(主唱)する、この「ねんりんピック」の開催意義について、高齢・長寿社会における社会保障制度を所管する関係行政庁の長で、内閣府に設置されている高齢社会対策会議の委員も務める小宮山大臣の見解如何。
右質問する。