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平成二十三年十一月二十九日提出質問第七五号
浜田和幸外務大臣政務官のアメリカ陰謀論に関する質問主意書
提出者 山内康一
浜田和幸外務大臣政務官のアメリカ陰謀論に関する質問主意書
浜田和幸外務大臣政務官は、『月刊日本』十二月号の寄稿文「TPPに隠された食糧支配戦略」の中で、アメリカの狙いについて「われわれ日本人の知らないところで、種子や農業技術を通じたアメリカによる世界制覇の戦略が急ピッチで進められている。」と指摘し、アメリカからの年次改革要望書については「郵政民営化を含め、日本の社会システムやビジネス環境を根底からアメリカ式に塗り替えるための対日圧力の集大成であった。」と持論を展開している。また平成二十三年四月には『恐るべきTPPの正体 アメリカの陰謀を暴く』を出版している。わが国にとって外交・安全保障上最も重要な同盟国であるアメリカに対して終始陰謀論的な見解を示している。
A 現職の外務大臣政務官としての立場上、TPPをはじめとする外交交渉に支障が生じると考えるが如何。
B 浜田外務大臣政務官は、菅内閣の総務大臣政務官当時からTPPに批判的な姿勢を貫いてきたが、なぜ反米的言動を繰り返す人物を外務大臣政務官に起用したのか、その理由を説明されたい。
C 浜田外務大臣政務官の主張は、TPPを推進する野田内閣の一員としての見解なのか、説明されたい。
D もし内閣の一員としての見解でなければ、なぜ浜田外務大臣政務官の言動を容認しているのか、説明されたい。
右質問する。