質問本文情報
平成二十三年十二月七日提出質問第一〇六号
磐石不動の農業生産基盤に関する質問主意書
提出者 木村太郎
磐石不動の農業生産基盤に関する質問主意書
私は、本年十月二十日に「食料供給に資する農業農村整備事業の推進に関する質問主意書」(質問第二号)を提出したが、これに対しての答弁書(内閣衆質一七九第二号)は、忍び寄るTPP参加問題をも撥ね付けるほどの熱意と覚悟に聊か欠けた内容のものであった。
我が国における農政の重大な目標である食料自給率の向上を脅かすTPPに対し、曖昧な姿勢を取り続けてきている現政権を危惧する時、国内有数の食料供給基地である我が青森県は、農業生産力を下支えする水利施設・圃場の整備を背景とした高品質、安心・安全な農産物の生産・供給に、より一層拍車を掛けなければならないと覚悟するものである。
政権交代以降の農業農村整備事業費においては、「工期の遅延に伴う営農計画の変更」や「新規採択が見送られた場合の老朽施設の機能低下への不安」など農家の鬱積は限界にきており、TPPなどの外的要因による脅威や東日本大震災などの内的要因による自然災害を凌駕できうる磐石不動の農業生産基盤が、我が国に今最も求められていると考える。
従って、次の事項について質問する。
二 私の地元である岩木川左岸地区は、恒常的な用水不足、また豪雨等による湛水被害が頻発する地域であるが、本地域の農業農村整備関連事業について、平成二十四年度予算及び今後においてどのように反映していくのか、野田内閣の熱意ある具体的な見解如何。
三 二に関連し、平川二期地区、十三湖二期地区ともに国営土地改良事業地区として調査中と承知しているが、直近における進捗状況を示されたい。また、新規採択についてはどのように対応していくのか、野田内閣の熱意ある具体的な見解如何。
四 一〜三に関連し、政権交代以降の農業農村整備事業費においては、「工期の遅延に伴う営農計画の変更」や「新規採択が見送られた場合の老朽施設の機能低下への不安」など農家の鬱積は限界にきている。あまつさえTPP問題や東日本大震災など内憂外患の状況にある中、外交や自然災害を凌駕できうる磐石不動の農業生産基盤が、我が国に今最も求められていると考えるが、どのように取り組んでいくのか、野田内閣の熱意ある具体的な方針如何。
右質問する。