質問本文情報
平成二十九年三月二十二日提出質問第一五二号
武力紛争と武力衝突の考え方に関する質問主意書
武力紛争と武力衝突の考え方に関する質問主意書
平成二十九年三月十日衆議院外務委員会にて、以下のやり取りがある。
〇緒方委員 それは、もうこれ以上、この話はここで詰めませんけれども、英語でアームドコンフリクトと書いてある。時々、外務省は武力紛争と訳す。時々、外務省は武力衝突と訳す。その区分は何だと説明できますか。できないと思いますよ。できないと思いますよ、その時々で分けている。それは何で分けているかというと、日本がPKOを出しているところは武力紛争と書くとまずいから武力衝突と訳しているんです。その明確な区分を言えますか。
〇飯島政府参考人 お答え申し上げます。繰り返しになって恐縮でございますけれども、状況によって、国際社会の一般通念としての武力紛争ということを使うこともございますし、我が国のPKO法上との関係で、武力紛争ではないと言うことももちろんございますので、それは状況によっていろいろと表現ぶりは変わってくるものと思います。
〇緒方委員 今、すごい答弁が返ってきましたよ。我が国のPKO法上との関係で武力衝突と訳すこともあると、まさに稲田大臣が答弁したラインと同じじゃないですか。憲法九条に合わせるためにそういうふうな訳をつくっているというのと、ほぼ似たような答弁ですよ。この話はやりませんが、ただ、これもぜひ、アームドコンフリクトを武力紛争と訳すケースと武力衝突と訳すケース、それぞれどういう基準で、そしてこれまでどういうケースがあったか、代表的なもの、資料で出してください。お願いします。
その後、外務省からは何の連絡もない。このような対応が行われるのは、全省庁中、外務省のみである。したがって、質問主意書にて質問する。
右質問する。