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平成三十年四月四日提出質問第二〇五号
「魔法にかけられることで出産した(岡山理科大獣医学部)」との発言に対する政府の受けとめに関する質問主意書
提出者 逢坂誠二
「魔法にかけられることで出産した(岡山理科大獣医学部)」との発言に対する政府の受けとめに関する質問主意書
平成二十九年七月二十五日、参議院予算委員会で前愛媛県知事は、「私自身が、今御指摘がありましたように、この今治へ獣医学部の誘致に一番先頭を切って旗を振った首謀者でございますだけに、今回こういう形で安倍総理への疑惑あるいは批判というような形で議論が展開されていることを大変悲しく思い、このぬれぎぬを晴らすせめてもの、いささかでも役に立ちたいと思って参上いたしました」と発言している。これを受けて安倍総理は、「今、(略)さんも、一生懸命頑張ってきたけれどもこんな議論になっていることは残念だということをおっしゃっておられました。だからこそ、プロセスは適切、適正でなければならないわけであります」と答弁した。
平成三十年四月三日、学校法人加計学園の岡山理科大獣医学部の入学宣誓式が開かれた。新入生百八十六人が出席し、長年誘致活動を続け、国会審議でも参考人として出席してきた前愛媛県知事が来賓として参列し、「魔法にかけられることで出産した獣医学部」「国際的に通用する獣医師として、加計学園獣医学部の名を世界にとどろかせてほしい」との祝辞を行った。
これらを踏まえ、以下質問する。
二 前愛媛県知事のいう「魔法にかけられることで出産した獣医学部」との発言を政府はどのように受け止めるのか。当該発言は、岡山理科大獣医学部の設置認可に関して何らかの不適切なプロセス、言い換えれば「魔法にかけられる」ことがあったと前愛媛県知事は述べているのではないか。政府の見解如何。
右質問する。