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平成三十年五月二十九日提出
質問第三二七号

学校法人加計学園が報道機関に発出した文書に関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




学校法人加計学園が報道機関に発出した文書に関する質問主意書


 平成三十年五月二十六日、学校法人加計学園は、「一連の愛媛県文書にある打合せの内容について、当時の関係者に記憶の範囲で確認出来たこと」として、「当時は、獣医学部設置の動きが一時停滞していた時期であり、何らかの打開策を探しておりました。そのような状況の中で、構造改革特区から国家戦略特区を用いた申請にきりかえれば、活路が見出せるのではないかとの考えから、当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとの事でした。その結果、当時の担当者の不適切な発言が関係者の皆様に、ご迷惑をお掛けしてしまったことについて、深くお詫び申し上げます」(「本文書」という。)との文書を公表した。
 本文書に関する政府の見解を確認したいので、以下質問する。

一 本文書に記載されている「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思う」との見解について、政府はどのように受け止めるのか。政府の見解如何。
二 本文書が五月二十六日に報道機関に発出されるにあたり、事前に政府に何らかの確認や問い合わせはあったのか。政府の見解如何。
三 本文書では、「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思う」と示されているが、これは総理大臣に断りもなく総理大臣の立場を利用し、停滞していた獣医学部設置を進めようとするもので、言語道断の虚偽だと思われる。安倍総理は学校法人加計学園に抗議すべきと思うが、安倍総理の見解如何。

 右質問する。



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