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平成三十年六月十二日提出質問第三七七号
摂食障害とミネラル不足に関する質問主意書
提出者 中島克仁
摂食障害とミネラル不足に関する質問主意書
厚生労働省は、摂食障害に罹患すると初診から四〜十年で七%が死亡すると発表している。
これほど死亡率の高い疾患が一九八〇年から一九九八年にかけて急増したという調査結果に対し、摂食障害の発症には社会・文化的要因、心理的要因、生物学的要因、遺伝子・環境因子が複雑に関与しているとするだけで、具体的治療方法を示していない。
摂食障害の治療には数年単位の期間が必要としている学説もある。
過日、日本摂食障害学会学術集会(二〇一七年十月二十一日)で配布された「摂食障害は治る!」(NPO法人「食品と暮らしの安全基金」発行)には、摂食障害の患者はミネラル不足に陥っているため、水溶性でミネラルの吸収が早い、所謂液体出汁でミネラル補給すると、摂食障害の症状が短期間で改善された実例が紹介されている。
健康障害を生じないとされる量を目標に水溶ミネラルを摂食障害患者に投与して、その症状を短期間で改善させたとする日本摂食障害学会での報告を拝見すると、政府がこれを早急に追試して詳細に検証すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
右質問する。