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令和二年五月十四日提出
質問第一九八号

津波・洪水時における首都圏の地下街・地下鉄の浸水対策に関する質問主意書

提出者  青山雅幸




津波・洪水時における首都圏の地下街・地下鉄の浸水対策に関する質問主意書


 関東周辺で地震が頻発し、先日は千葉県・茨城県で太平洋プレートと北米プレートのプレート境界付近で地震が発生しました。空白地である東京で、内陸直下型大地震が起こることが懸念されています。また近年、記録的な豪雨により洪水等の大災害も多く発生をしています。このような状況の中、津波が発生した場合、また、記録的豪雨時に地震が発生し荒川などの堤防が決壊した場合、大きな人的被害の発生が想定されるのが地下街、地下鉄の浸水であります。
 そこで、首都圏の地下街・地下鉄における、津波、堤防決壊時の浸水対策、避難誘導に関して、政府の見解を伺います。

一 地下街、地下鉄への浸水対策として止水板や防水ゲート等のハード面の整備が進められているが、想定されるレベルの津波、洪水に対するハード面での浸水防止整備の進捗率はいかほどと認識しているか。
二 地下鉄では、大規模な浸水が起こり、かつ、車両が駅と駅の間で動けなくなった場合、乗客が避難をする時間的余裕がなく、多くの人命が失われることが想定されます。乗客の避難誘導に関してどのような対策が取られているか、以下の点について政府の見解を伺います。
 1 地震発生時の地下鉄の脱線防止対策はどの程度進んでいるか。
 2 地震発生直後、停電時に地下鉄が直近の駅まで速やかに運行できるシステムの導入の進捗率はいかほどか。
 3 地震により軌道が損傷した場合、地震発生直後に運行させた電車が脱線する恐れがあるが、その防止策は取られているか。
 4 JRや私鉄から地下鉄への乗り入れが進んでいるが、それらの車両も地下鉄の車両同様の対策が取られているか。
 5 地震発生後、車両が駅と駅の中間で運行不能となった場合、乗客が安全な場所に避難するためにかなりの時間を要する。避難のために必要と想定される時間内に乗客全員を避難させる対策はどの程度進んでいるか。
三 質問一、二の状況を踏まえて、首都圏の地下街、地下鉄における津波、堤防決壊時の浸水対策に関して、また地下鉄乗客の避難誘導に関して、今後どのような政策を講じていくつもりか。

 右質問する。

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