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令和三年二月五日提出
質問第三六号

ウイルスの変異に関する質問主意書

提出者  岡本充功




ウイルスの変異に関する質問主意書


 現在、新型コロナウイルス感染症(病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルス(令和二年一月に、中華人民共和国から世界保健機関に対して、人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る。)であるものに限る。)(以下において同じ。)の遺伝子配列の変異が国民の関心を呼んでいる。そこで以下の質問をする。

一 日本において確認されている新型コロナウイルス感染症の原因として令和二年一月に中華人民共和国で確認されたコロナウイルスの遺伝子配列と比べて変異のある株(以下、変異株という)のうち、日本で最初に確認された変異株は何種類あるのか。政府として把握しているところを問う。その感染性や変異に伴う致死率や重症化率について検討したことはあるか。検討したのであればその結果を明示されたい。
二 英国で最初に確認された変異株由来のもので、すでに日本国内で人から人への感染がおこっていると考えられる変異株は何種類で、それぞれ何人感染し、その変異はそれぞれどのような変異か承知しているか。
三 南アフリカおよび南米諸国で最初に確認された変異株由来のもので、すでに日本で人から人への感染がおこっていると考えられる変異株は何種類で、それぞれ何人感染し、またその変異はそれぞれどのような変異か承知しているか。
四 日本における変異株の確認のためのゲノム解析などの検査は令和三年二月五日現在、地方衛生研究所を含め何施設で実施され、それぞれどのような検査法を用いているのか、また、一日に確認できる検体数はそれぞれの施設で何検体か、さらに、一検体のゲノム解析に必要な時間はそれぞれの施設で何時間か、政府が把握しているところについて答弁を求める。
五 令和三年一月十八日に厚生労働省が発表した静岡県内で確認された英国由来の変異種はすでに日本で市中感染がおこっていると考えるのか見解を問う。市中感染していないというのであればその根拠を問う。

 右質問する。

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