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令和六年十一月十一日提出質問第一号
石破茂政権と北朝鮮拉致問題に関する質問主意書
提出者 有田芳生
石破茂政権と北朝鮮拉致問題に関する質問主意書
二〇〇二年九月十七日の小泉純一郎元総理の訪朝から二十二年が過ぎました。北朝鮮による拉致問題は政府によるさまざまな外交的努力があったものの、ひとりとして新たな帰国者を迎えることができていません。石破茂政権の基本的な立場についてお聞きします。
一 安倍晋三政権は拉致問題を「内閣の最重要課題」と位置付けてきました。その後の菅義偉政権、岸田文雄政権もこの方針を踏襲していましたが、石破茂政権も同じでしょうか。
二 国政には経済、社会保障、安全保障など多くの重要な課題があります。そのなかでも拉致問題が「最重要課題」だとするなら、他の課題と比較しても飛び抜けて重要だという意味でしょうか。その位置付けをお示しください。
三 石破茂政権の北朝鮮拉致問題についての総合的な方針をお示しください。
四 石破茂総理は、総裁選において日朝交渉の「足掛かり」を作るために、東京と平壌に連絡事務所を開設することを公約としていました。総理に就任してからも拉致被害者の「家族会」にその方針を語っています。ならば石破茂政権の公式の方針と理解してもよろしいですか。連絡事務所の構成など具体的構想はありますか。あるならお示しください。
五 拉致被害者を支援する「救う会」、拉致被害者の「家族会」は、「全拉致被害者の即時一括帰国」を基本方針としています。政府も「全拉致被害者の即時一括帰国」を方針としますか。そうでないのならその理由をお示しください。
右質問する。