答弁本文情報
令和六年十一月二十二日受領答弁第一号
内閣衆質二一五第一号
令和六年十一月二十二日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員有田芳生君提出石破茂政権と北朝鮮拉致問題に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員有田芳生君提出石破茂政権と北朝鮮拉致問題に関する質問に対する答弁書
一及び二について
お尋ねの「他の課題と比較しても飛び抜けて重要だ」の意味するところが必ずしも明らかではないが、石破内閣としては、北朝鮮による拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、政府の最重要課題の一つと位置付けている。
三及び五について
政府としては、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くし、また、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを引き続き追求していく考えである。これ以上の詳細については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えすることは差し控えたい。
四について
お尋ねの「石破茂政権の公式の方針」及び「連絡事務所の構成など具体的構想」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、北朝鮮との関係に関する我が国の一貫した方針は、日朝平壌宣言に基づき拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指す、というものであり、そのような諸懸案の包括的な解決に向けて何が最も効果的かという観点から、北朝鮮への対応について不断に検討してまいりたい。なお、御指摘の「総理に就任してからも拉致被害者の「家族会」にその方針を語っています」との事実はない。