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令和七年二月四日提出
質問第三九号

森林政策に対する基本姿勢に関する質問主意書

提出者  原口一博




森林政策に対する基本姿勢に関する質問主意書


 私が提出した質問に対する答弁書(内閣衆質二一六第一四号。以下「前回答弁書」という。)を踏まえ、政府の森林政策に対する基本姿勢について、以下、質問する。

一 私は、不動産相続登記の義務化により、未登記森林の登記が進み森林の売買が増加する可能性、及び外国資本による森林の取得によって将来にわたり水源確保が懸念されることを指摘し、森林が外国資本に取得されている現状についての政府の分析及び今後の対策について見解を質した。しかしながら、政府は、前回答弁書において、森林所有者が外国資本であるか否かにかかわらず、森林法(昭和二十六年法律第二百四十九号)に基づく、所有者届出制度、林地開発許可制度等の適切な運用を図るとして、森林が取得された後の対策のみを述べており、外国資本による森林取得への対策には答弁していない。これは、政府が森林を外国資本の手から守るという認識に立っていないと言わざるを得ないと考える。
 外国資本による森林取得を防止するため、農地法(昭和二十七年法律第二百二十九号)に基づく農地の権利移動の許可と同様に、森林の権利移動についても許可を必要とし、森林の管理が適切になされるような要件を設けるなど、外国資本による森林取得を規制すべきであると考えるが、政府の見解を示されたい。
二 我が国の森林を外国資本の手から守るためには、森林所有者の利益を適切に確保し、林業経営への関心を高め、森林を所有する意欲を向上させる必要があると考える。しかしながら、木材の輸入自由化等の影響による木材価格の長期低迷等によって、森林所有者の林業経営への関心が低下していると考える。
 1 森林所有者の林業経営への関心を向上させるため、これまで政府が講じてきた施策を示されたい。
 2 1で講じられてきた施策によっても森林所有者の林業経営への関心が高まらないと考えられる要因を、政府としてどのように分析しているか示されたい。
 3 森林所有者の利益を適切に確保し、林業経営への関心を高め、森林を所有する意欲を向上させるために、政府はどのような施策を講じていくつもりか示されたい。
 
 右質問する。

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