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令和七年三月十七日提出
質問第一一四号

政府開発援助(ODA)の削減に関する質問主意書

提出者  松原 仁




政府開発援助(ODA)の削減に関する質問主意書


 キア・スターマー英国首相は、本年二月二十五日、英国下院議会における演説で、防衛費を令和九年に国内総生産(GDP)比二・六パーセント(情報機関の予算含む)に増額するとともに、財源を確保するため、対外援助支出を令和九年までに国民総所得(GNI)比〇・三パーセントに削減すると発表した。英国は、平成二十五年から令和二年まで、毎年GNI比〇・七パーセントを対外援助のため支出しており、同時期と比べると約五十七パーセント減となる。これについて、最大野党である保守党のケミ・ベイデノック党首は、防衛費増額及び対外援助支出削減の双方について、賛意を表明した。
 また、マルコ・ルビオ米国国務長官は、本年三月十日、米国国際開発庁(USAID)の事業の八十三パーセントを打ち切ったと発表した。

一 我が国の政府開発援助(ODA)は、様々な問題が指摘されてきた。特に、世界に占める我が国の経済規模が減少する中、ODAの支出規模を見直し、国内向けの歳出に回すことは一定の合理性を持つと考えるが政府の認識如何。
二 中華人民共和国及びロシア連邦と親密な関係にある国々、特に安全保障における同盟関係を持つ国々へのODAの支出は、我が国及び世界にとって望ましい国際環境を創出するとの目的から逸脱しているのではないかと考える。政府は、こうした国々に向けたODAの在り方を見直し、支出を大幅に削減すべきと考えるが、見解如何。

 右質問する。

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