質問本文情報
令和七年四月二十五日提出質問第一六八号
外国資本による森林取得と水資源の利用に関する質問主意書
提出者 今井雅人
外国資本による森林取得と水資源の利用に関する質問主意書
我が国の森林は国土の約七割を占め、水源涵養機能や国土保全機能など、国民の生命や暮らしを守るうえで極めて重要な役割を果たしていると考える。また、近年、外国資本による森林取得について国民的関心が高まっており、とりわけ水資源(地下水や湧水等)を確保する目的で森林が買収されているのではないかとの懸念も一部に存在すると承知している。
こうした観点から、以下のとおり質問する。
一 外国資本が水資源を確保する目的で日本国内の森林を取得しているのではないかとの意見があると承知しているが、森林を取得することにより、その土地に涵養されている水資源を自由に活用することは法令上可能であるのか、政府の見解を問う。
二 実際に、外国資本によって取得された森林において、水資源のくみ上げ・搬出・販売等を行った具体的な事例があるかどうか、政府として把握している事例の有無を問う。
三 森林を取得した外国資本が、法令に違反して水資源を無断でくみ上げ・搬出・販売等を行った場合、どのような法令に基づいて、どのような行政処分や罰則等が科されるのか、政府の見解を問う。
右質問する。