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令和七年五月二十日提出質問第一九四号
李在明氏の慰安婦問題補償要求公約に関する質問主意書
提出者 松原 仁
李在明氏の慰安婦問題補償要求公約に関する質問主意書
産経新聞の報道によれば、本年六月三日投開票の韓国大統領選の最有力候補とされる李在明氏が、同年五月十五日、慰安婦問題の討論会にメッセージを寄せ、「(元慰安婦の)名誉を回復し、補償を最大限引き出す。歴史を正し、責任ある大統領候補になる」と訴えたとされている。
慰安婦問題を含め、日韓間の財産・請求権の問題は、昭和四十年のいわゆる日韓請求権・経済協力協定で、「完全かつ最終的に解決」されており、また、平成二十七年十二月の日韓外相会談における合意によって、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的に解決されること」が確認されていることは、外務省が広報しているとおりである。また、外務省が述べているように、国と国との約束である日韓合意は、責任を持って実施されなければならず、韓国が日韓合意の着実な実施をすることは、日本はもとより、国際社会に対する責務でもあると考える。
我が国は、いかなる名目であれ、慰安婦問題に係る「補償」の支払いを断固拒否すべきと考えるが、政府の見解如何。
右質問する。