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令和七年十二月二日提出
質問第一〇一号

政府の経済財政運営の基本的な方針に関する質問主意書

提出者  落合貴之




政府の経済財政運営の基本的な方針に関する質問主意書


 高市早苗内閣総理大臣は、令和七年十月二十四日の第二百十九回国会(臨時会)における所信表明演説の中で「この内閣では、「経済あっての財政」の考え方を基本とします。「強い経済」を構築するため、「責任ある積極財政」の考え方の下、戦略的に財政出動を行います。これにより、所得を増やし、消費マインドを改善し、事業収益が上がり、税率を上げずとも税収を増加させることを目指します。この好循環を実現することによって、国民の皆様に景気回復の果実を実感していただき、不安を希望に変えていきます。こうした道筋を通じ、成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑え、政府債務残高の対GDP比を引き下げていくことで、財政の持続可能性を実現し、マーケットからの信認を確保していきます。」と述べた。
 一方、本年六月十三日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針二〇二五」、いわゆる骨太の方針二〇二五においては、「二〇二五年度から二〇二六年度を通じて、可能な限り早期の国・地方を合わせたPB黒字化を目指す。」としている。
 そこで、以下質問する。

一 所信表明演説においてPB黒字化について言及しなかったのは、高市内閣においてはPB黒字化目標を財政規律としては用いないことを意味していると解してよろしいか。
二 年限を設けた、いわゆるカレンダーベースの財政規律については、高市内閣においては用いないことを意味していると解してよろしいか。
三 いわゆる骨太の方針二〇二五は閣議決定されたものであるが、今後当該閣議決定の取扱い如何。
四 いわゆる骨太の方針について、来年以降の取扱い如何。

 右質問する。

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