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令和七年十二月五日提出
質問第一一五号

中国等の富裕層患者誘致による大学病院経営改善策に関する質問主意書

提出者  長妻 昭




中国等の富裕層患者誘致による大学病院経営改善策に関する質問主意書


 これまでになく大学病院の経営がひっ迫している。そのため大学病院では経営を少しでも改善させるために豪華個室を用意し自由診療である中国等からの富裕層患者を積極的に受け入れている。中国に訪問して勧誘営業活動をしている大学病院もある。それが、研究・教育・診療等で多忙を極める大学病院としては、さらなる過重労働となっている。
 そこでお尋ねする。

一 二〇二五年十一月七日衆議院予算委員会で、右記の点について質問したところ、文部科学大臣から「文部科学省として、都内大学病院、十三大学病院に調査をいたしまして、八つの病院から回答を得たところであります。(中略)その理由についても聞いているわけでありますけれども、外国人患者を受け入れる目的は、国際的な病院の信頼性向上を含め様々ありますが、実際に、その実施理由の中に、厳しい病院経営を踏まえ、病院の収入を増加させるためということが述べられていることも調査の結果明らかになっておりまして、やむを得ず自由診療の外国人患者を受け入れるということであれば、それは本来あるべき姿ではないというふうに考えております」との答弁があった。
 「それは本来あるべき姿ではない」とは、具体的にどのようなことがあるべき姿ではない、ということか。また、あるべき姿に戻すために政府はどのような取組をするおつもりかお示し願いたい。
 また、回答を得た八つの病院の回答内容を詳細にお示し願いたい。他の大学病院の実態についても調査をしていただきたいが、いかがか。
二 また、例えばダビンチ等の先端機器を使った手術は術後が良いが、保険適用の国内患者に使うと利益がでないために使用を控える一方で自由診療の外国富裕層患者には使用をしている、といわれている。このように、先端医療を国内患者には使わず、海外富裕層患者に使う、という実態を政府は把握しているか。そのような実態を把握していなければ調査をして実態把握をすべきと考えるがいかがか。そのような実態があるとすれば問題であると考えるか。また、どのように解決すべきと考えるか、お示し願いたい。
 答弁については答弁漏れの無きようにお願いしたい。
 
 右質問する。

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