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令和七年十二月十二日提出質問第一六九号
パレスチナ国家承認問題に関する質問主意書
提出者 阪口直人
パレスチナ国家承認問題に関する質問主意書
石破茂前首相は九月二十三日、米ニューヨークで開かれた国連総会で、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの地上戦拡大について、「人道危機を著しく悪化させるものであり、我が国として断じて容認できず、この上なく強い言葉で非難する」と述べた。さらに、政府が一貫して支持してきたイスラエルとパレスチナ国家が共存する「二国家解決」について「極めて深刻で、憂慮すべき局面にある」との認識を示し、パレスチナの国家承認については「「するか否か」ではなく、「いつするか」の問題だ」と踏み込んだ発言をした。
したがって、次の事項について質問する。
一 政府はパレスチナ国家承認を巡る石破前首相の国連総会での発言を踏襲する方針なのか。もし国家承認に躊躇するならば、その理由を示されたい。
二 令和七年度の補正予算に、パレスチナ及び周辺国の緊急支援ニーズへの対応として二百五十億円が盛り込まれているが、二百五十億円は、真に医療支援、食料支援、がれき除去など、現地の人々の命と生活を守るために適切に使われるのかを具体案をもって示されたい。また、支援の実効性をどのように確保するのか、政府の方針を示されたい。
右質問する。

