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令和七年十二月十二日提出
質問第一九六号

年間最大八千億円超の残薬に関する質問主意書

提出者  長妻 昭




年間最大八千億円超の残薬に関する質問主意書


 二〇二五年五月九日衆議院厚生労働委員会において厚生労働大臣に残薬問題について質した。薬剤師が一人の患者さんの自宅を訪問して、二百万円もの残薬があることが発覚した事例や、政府の科研費での研究で残薬が年間最大八千七百四十四億円あるとの試算も紹介した。残薬を薬局に持参してアドバイスを受ける「ブラウン・バック運動」もあるが普及していないということにも触れながら、これら巨額の残薬問題について「残薬対策について政府として本腰を入れていただくために、残薬対策のワーキングチームを厚生労働省の中につくっていただけませんか」と質問すると、厚生労働大臣より「今、各部局においてしっかり検討していただいています。チームの設置をする必要性も含めて検討を進めてまいりたいと思います」との答弁があった。そこでお尋ねする。

一 「今、各部局においてしっかり検討していただいています」とあるが、答弁から半年以上が経過した今、その検討の内容や結果について具体的にお示し願いたい。
二 「チームの設置をする必要性も含めて検討を進める」とあるが、結局、残薬対策チームを設置することが決定したのか否か。お示し願いたい。
三 高市内閣は巨額の医療費がムダになっている残薬対策に本気で取り組むおつもりがあるのか否か。お示し願いたい。現内閣は、ムダに切り込まず、命にかかわる医療を削るような姿勢が見受けられるが、いかがお考えか。お示し願いたい。
四 内閣として、残薬対策として具体的に取り組んでいる内容、又は、これから取り組もうとしている内容を具体的にお示し願いたい。
 雑な答弁で答弁漏れがないようにお願いしたい。
 
 右質問する。

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