衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
令和七年十二月十二日提出
質問第一九九号

専門的支援が必要な障害児等(医療的ケア児者)への支援に関する質問主意書

提出者  酒井なつみ




専門的支援が必要な障害児等(医療的ケア児者)への支援に関する質問主意書


 政府は、令和五年十二月策定の「こども大綱」に基づき、具体的に取り組む施策等を取りまとめた「こどもまんなか実行計画二〇二五」において、「専門的支援が必要な障害児等への支援の強化」の中で「医療的ケア児支援センターや医療的ケア児等コーディネーターを中核として、相談支援や関係機関の相互の連携など地域の支援体制の整備を進める。」として、医療的ケア児等総合支援事業を進め、令和六年に全ての都道府県で医療的ケア児支援センター(以下「支援センター」)の設置を完了させた。
 しかしながら、医療的ケア児の保育所等の利用や、医療・保健・福祉等の関係機関と連携した就学移行期から学校における医療的ケアの実施体制の構築、医療的ケア児の保護者の負担軽減等が実現しているとはとても言えない状況にある。
 よって、今後「支援センター」を具体的にどう機能させていくのかという観点から、以下、政府に対し質問する。

一 専門的支援が必要な障害児等がいる家庭における「支援センター」の認知度について、調査を実施しているか、示されたい。また、調査を実施しているのであれば結果を示されたい。
二 令和六年度に実施した「医療的ケア児支援センターの機能強化等に関する調査研究【報告書】」(以下「報告書」)によれば、都道府県により「支援センター」の設置形態は異なる。基幹的な役割を持つ「支援センター」を設置しているのは、「報告書」によれば七自治体だが、基幹的な役割とは何を指すのか、認識を示されたい。
三 各「支援センター」の取組状況を把握しているか。把握しているのであれば、就園・就学時や転居に伴う自治体間引継ぎなど、専門的支援が必要な障害児等と「支援センター」は具体的にどのように連携しているのか、認識を示されたい。
四 三について、障害児と保護者に寄り添った伴走型支援をより一層推進するべきと考えるが、その認識の有無と取組を示されたい。
五 厚生労働省は、医療的ケア児の支給決定の円滑化について、医療的ケアスコアを活用した支給決定や、障害者手帳がなくても支給決定が受けられる旨を明確化する通知改正等を行っているが、医療的ケアスコアにおいて、医療的ケア児が自分自身で動けるかどうかによってスコアに差が生じるのか、認識を示されたい。
六 厚生労働省は、医療的ケア児が自分自身で動けても、各「支援センター」や医療的ケア児等コーディネーター(以下「コーディネーター」)が医療的ケア児とその家族の状況に応じた相談援助や関係機関相互の連携促進を行っているのか把握しているか、示されたい。また、把握をしているのであれば、認識している課題を示されたい。
七 厚生労働省は、「コーディネーター」が、「コーディネーター」としての具体的な役割を認識した上で業務を遂行しているのか把握しているか、示されたい。
 
 右質問する。

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.