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答弁本文情報

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平成十八年十一月二日受領
答弁第一二二号

  内閣衆質一六五第一二二号
  平成十八年十一月二日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員鈴木宗男君提出対北朝鮮政策についてのプーチン露大統領の発言に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員鈴木宗男君提出対北朝鮮政策についてのプーチン露大統領の発言に関する質問に対する答弁書



一について

 御指摘の記事については、外務省として承知している。

二について

 お尋ねのプーチン・ロシア連邦大統領(以下「プーチン大統領」という。)が行った「発言」については、その速記録がロシア連邦大統領公式ホームページに掲載されており、この「発言」のうち、北朝鮮問題に関する部分の日本語仮訳は次のとおりである。
 「あなたの懸念を理解するし、完全に分かち合っている。あなたは、実験直後の我々の反応を恐らく聞いたものと思う。我々はこれらの行為は容認できないと考える。それは単にこれが我々と北朝鮮との、朝鮮民主主義人民共和国(原文のまま)との関係を損なうからというのみでも、実験がロシア国境からわずか百七十七キロメートルという至近で行われたからというのみでもない。風向きが我々の領土ではなく、海へ向かって吹いていたのは良かった。我々は環境状態を極めて綿密に監視してきたし、監視していく。そして我々にはそのための十分な手段、監視のための自国の手段がある。
 しかし、当然、我々は同時になぜこれが起きたのかを理解しなければならない。理由の一つは、すべての交渉当事者が交渉を行うに当たってしかるべきトーンを見いだし得たわけではないということであると考える。状況を袋小路に追い込むことは、いかなるときにも不要である。事態を緊張させる以外に実質的に出口がないような状況にいずれかの合意当事者を置くことは全く不要である。現状からの出口は、六者会合に復帰することにある。六者とは、ロシアや中華人民共和国、そしてアメリカ合衆国を含むその他の国々、そしてもちろん朝鮮民主主義人民共和国(原文のまま)である。我々は現在、同国(原文のまま)からは、自国(原文のまま)の安全と平和目的の原子力開発という国益(原文のまま)が保障されるなら交渉プロセスに戻る用意があるというシグナルが送られていると聞いている。このプロセスのすべての交渉参加者の善意があれば、出口は見いだされ得ると考える。」

三について

 御指摘の公電は、平成十八年十月二十五日午後八時五十八分に外務本省において受信した。

四について

 御指摘のプーチン大統領の「発言」の趣旨は、北朝鮮による核実験は許容できず、北朝鮮は六者会合を早期に復帰すべきであるとの姿勢を示したものであると理解している。



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