答弁本文情報
平成二十二年六月二十二日受領答弁第五七二号
内閣衆質一七四第五七二号
平成二十二年六月二十二日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する再質問に対する答弁書
一について
先の答弁書(平成二十一年十一月十日内閣衆質一七三第三七号)一から三までについてで答弁したとおり、本件については約二十年以上前のことであり、鳩山内閣発足後、外務省が実施した聞き取り調査においても、関係者の記憶もあいまいであり、実際に相反するものもあったため、本件をめぐるすべての事実関係を断定することは困難である。
先の答弁書(平成二十二年五月二十八日内閣衆質一七四第四九〇号)一から三までについてで答弁したとおり、先の答弁書(平成二十一年十一月十日内閣衆質一七三第三七号)一から三までについてで答弁した、鳩山内閣発足後に明らかにされた事実関係は、当初の調査を通じて明らかにされてしかるべきであったと考える。その意味で当初の調査を含む鳩山内閣発足前の対応は、徹底した十分なものであったとはいえないと認識している。一方、当初の調査を担当した外務省職員が「嘘をついた」等の瑕疵があったとの認識は有していない。