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平成二十五年十一月十五日受領
答弁第五六号

  内閣衆質一八五第五六号
  平成二十五年十一月十五日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 伊吹文明 殿

衆議院議員鈴木貴子君提出復興予算の執行に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員鈴木貴子君提出復興予算の執行に関する質問に対する答弁書



一について

 平成二十三年度の復興関連予算の決算においては、歳出予算現額約十四兆九千二百四十三億円、不用額約一兆千三十四億円となっている。また、平成二十四年度の復興関連予算の決算においては、歳出予算現額約九兆七千四百二億円、繰越額約二兆二千三十億円(うち平成二十三年度からの繰越額に係る事故繰越額約五千七百二億円)、不用額約一兆二千二百四十億円となっている。平成二十三年度及び平成二十四年度の歳出予算現額の純計額(両年度の歳出予算現額の合計額から重複分である平成二十三年度からの繰越額約四兆七千六百九十五億円を除いたものをいう。以下「純計額」という。)は、約十九兆八千九百四十九億円となる。平成二十四年度の繰越額と平成二十三年度及び平成二十四年度の不用額を合計すれば、約四兆五千三百四億円となり、当該金額を純計額で除して算出した割合は、約二十二・八パーセントとなる。なお、平成二十三年度の復興関連予算の決算については、平成二十四年十一月十六日に国会に提出したところであり、平成二十四年度決算については、会計検査院の検査を経て国会に提出することとしている。

二について

 お尋ねの「復興予算のうち、どの項目がどのくらい使われなかったか」の意味するところが必ずしも明らかでないが、復興関連予算の繰越額及び不用額を、@府省等名、A繰越額及びB不用額として、平成二十三年度決算及び平成二十四年度決算ごとに示すと次のとおりである。
平成二十三年度決算
 @国会 A約八億円 B約十三億円
 @裁判所 A約五十九億円 B約零億円
 @内閣 A零円 B約十二億円
 @内閣府 A約二千二百九十二億円 B約百七十七億円
 @復興庁 A約一兆三千百一億円 B約三十八億円
 @総務省 A約九百十七億円 B約二百三十二億円
 @法務省 A約二十六億円 B約二十億円
 @外務省 A零円 B約二億円
 @財務省 A約十九億円 B約七百五十九億円
 @文部科学省 A約四千三十二億円 B約千百九十七億円
 @厚生労働省 A約千二百四十八億円 B約七百七十八億円
 @農林水産省 A約七千七百七十億円 B約千三百九十一億円
 @経済産業省 A約二千四百九十七億円 B約百七十六億円
 @国土交通省 A約九千五百七十一億円 B約五千百六十二億円
 @環境省 A約五千七百九十九億円 B約三百四十四億円
 @防衛省 A約三百五十億円 B約七百二十六億円
平成二十四年度決算
 @国会 A零円 B約零億円
 @裁判所 A約二十二億円 B約十九億円
 @内閣 A零円 B約四億円
 @内閣府 A約三十七億円 B約千五百二十六億円
 @復興庁 A約五千二百六十億円 B約五百四十七億円
 @総務省 A約百九十一億円 B約百十八億円
 @法務省 A約九億円 B約七億円
 @外務省 A零円 B約一億円
 @財務省 A約一億円 B約七百六億円
 @文部科学省 A約二千三百五十九億円 B約九百三十五億円
 @厚生労働省 A約三百四十三億円 B約八百十七億円
 @農林水産省 A約二千五百九十億円 B約三千八十四億円
 @経済産業省 A約千五百四十九億円 B約三百八十二億円
 @国土交通省 A約三千七百九十四億円 B約二千四百十九億円
 @環境省 A約五千六百十九億円 B約千六百二十七億円
 @防衛省 A約二百五十億円 B約四十二億円

三及び四について

 平成二十三年度及び平成二十四年度の復興関連予算における繰越し又は不用は、まちづくりや除染のための計画策定について地元との調整に時間を要したこと等により生じたものである。政府としては、こうした状況を踏まえ、復興庁の体制を強化するとともに、同庁を中心に関係府省の担当者を集めたタスクフォースを設置すること等により、被災地の復旧・復興の加速に努めているところである。



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