答弁本文情報
平成三十年六月十五日受領答弁第三六六号
内閣衆質一九六第三六六号
平成三十年六月十五日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員落合貴之君提出原子力発電所の国民負担に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員落合貴之君提出原子力発電所の国民負担に関する質問に対する答弁書
一について
各電源の発電コストについては、平成二十七年五月に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会長期エネルギー需給見通し小委員会発電コスト検証ワーキンググループが取りまとめた報告において試算を行っている。この中で、原子力発電の発電コストについては「二〇一四年モデルプラント試算」としてキロワットアワー当たり十・一円以上と試算している。
この原子力発電の発電コストは、賠償や除染・中間貯蔵等に係る事故リスク対応費用をキロワットアワー当たり〇・三円以上として算入したものであるが、これは、平成二十三年十二月にエネルギー・環境会議コスト等検証委員会が取りまとめた報告書において、事故費用が確定していないこと等から、事故リスク対応費用については下限値として提示しているという考え方を踏襲したものである。
お尋ねの趣旨が明らかではないため、お答えすることは困難である。
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、平成二十三年十二月にエネルギー・環境会議コスト等検証委員会が取りまとめた報告書において、将来の見通しを示すことが可能なモデルプラントを基にした試算を基本としつつ、参考として発電実績や有価証券報告書の財務諸表等を基にした試算も示している。