衆議院

メインへスキップ



答弁本文情報

経過へ | 質問本文(HTML)へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(PDF)へ
令和二年三月十七日受領
答弁第一〇一号

  内閣衆質二〇一第一〇一号
  令和二年三月十七日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員丸山穂高君提出北極圏における航路開発及び地下資源に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員丸山穂高君提出北極圏における航路開発及び地下資源に関する質問に対する答弁書


一について

 お尋ねの「北極海航路を利用して欧州とアジアの間を往来した船舶の数」については、平成三十年において、延べ十八隻であり、「これらの船舶が苫小牧港へ寄港した回数」については、同年において、一回である。なお、平成三十一年及び令和元年におけるものについては、現在集計中であり、現時点でお答えすることは困難である。
 また、お尋ねの「苫小牧港への寄港回数の目標値設定及び同港への寄港回数増大に向けた支援体制の確立等の計画」については、政府として定めていない。

二について

 お尋ねについては、ロシア連邦との間で、通航料の透明化等に関する交渉を行ったところである。

三について

 お尋ねの「出資支援金額」については、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」という。)を通じて、平成二十九年までに約四十一億円の出資を行ったところである。また、お尋ねの「成果」及び「国益」については、その具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、一般に、JOGMECの出資事業は高いリスクを伴うような石油等の開発事業に対して資金を供給するものであるところ、これらの出資事業に係る評価については、当該出資事業全体で判断する必要があり、個別の出資事業の成否で判断すべきものではないと考えている。

四について

 お尋ねの「日本勢が得られる利益」の具体的な金額については、民間企業の商業上の秘密に関することであり、政府としてお答えすることは差し控えたい。

五について

 御指摘の「ロシアにおける資源開発事業」の「政治的なリスク」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、国際的なエネルギー需給構造が不安定性を増す中、資源開発事業における事業者の支援を行うため、資源外交の積極的な展開、JOGMECによるリスクマネー供給等を行っているところである。

経過へ | 質問本文(HTML)へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.