答弁本文情報
令和七年二月七日受領答弁第一五号
内閣衆質二一七第一五号
令和七年二月七日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 林 芳正
国務大臣 林 芳正
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員原口一博君提出潜水艦修理契約に係る特別防衛監察の中間報告に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員原口一博君提出潜水艦修理契約に係る特別防衛監察の中間報告に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「同社がこのような巨額の不正行為を四十年近くも行ってきた原因」については、民間企業内部の体制に関する事柄であり、確たることを申し上げることは困難であるが、現時点で防衛省防衛監察本部が把握している限りにおいては、同省のホームページで公表している「潜水艦修理契約に関する特別防衛監察の調査状況について」(令和六年十二月二十七日防衛省防衛監察本部作成)に記載しているとおり、主に「KHI神戸造船工場修繕部の業務プロセス・体制を巡る問題」が影響したものと考えている。
二について
お尋ねの「当初の想定日数よりも短縮できたのかあるいは超過したのか」については、監察の適正な実施を確保する観点から期限を区切ってはいないため、お答えすることは困難である。また、お尋ねの「中間報告を年末ぎりぎりに公表した理由」については、防衛省防衛監察本部において必要な調査を進め、事案の全体像についておおむね把握できたところ、令和六年十二月二十七日に政府部内の所要の調整が整ったことから、同日に公表したものである。さらに、お尋ねの「最終報告の公表をいつ頃と見込んでいるか」については、監察の適正な実施を確保する観点から、「最終報告」の公表まで一定の時間を要するため、現時点でその具体的な時期をお示しすることは困難であるが、いずれにせよ、迅速に対応していく考えである。