質問本文情報
昭和二十四年十一月二十一日提出質問第五九号
農業協同組合の育成に関する再質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十四年十一月二十一日
提出者 並木芳雄
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
農業協同組合の育成に関する再質問主意書
農業協同組合は、農民の自主的団体には違いないが、平和日本の礎石たる民主的農村を建設する唯一の機関として、国という大きな立場から、積極的にその正常なる発展を図らなければならない。
旧農業会を解散して、あらたに農業協同組合の設立を指導したのもまたこの大きな目的のために外ならないと思う。しかるに、本組合は、精神的啓もうについては、すでに徹底しているが、経済的には破たんにひんし、その結果、政府の意図も実効を奏していないのが現状である。故に経済的支援を與えることこそ、現段階における喫緊の要事であると考える。その具体策として次のようなことが考えられるが、これに対する政府の所見如何。
一 農業協同組合に対する課税撤廃
二 米麦の委託加工などを農業協同組合を中心にすること
三 報奬物資の優先取扱
四 業種別組合を総合組合に統合すること。
右質問する。