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昭和二十六年十一月六日提出質問第四号
国鉄青梅線及び国鉄五日市線の改善に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十六年十一月六日
提出者 並木芳雄
衆議院議長 林 讓治 殿
国鉄青梅線及び国鉄五日市線の改善に関する質問主意書
一 国鉄青梅線電車の立川駅での中央線に直通乘入れは、ラツシユアワーにおいて特にその必要を痛感されるのであるが、現在上り一本あるだけである。これを差当り上り、下りともラツシユアワーに朝夕十本ぐらい欲しいと地元民は熱望している。
その計画及び実現の時期についてきいておきたい。
二 同じく青梅線の拜島駅以西への複線実現方についても、地元民の要望は切実なるものがある。拜島駅から福生駅へ、更に青梅までの複線化について努力願いたいのであるが、所見を伺いたい。
三 拜島駅において、青梅線から五日市線及び八高線への地下道は、実に狭あいにして、混雑その極に達しており、当局でも、つとにこれが改善について留意している筈であるが、一向に実行に移されていない。
いつ着工するか、御返事願いたい。
四 八高線の拜島駅 ― 箱根ヶ崎駅間は進駐軍その他の関係上、青梅線を利用して拜島駅 ― 羽村駅又は拜島駅 ― 小作駅間を通つて迂回する計画を有しているやにきくのであるが、この点についてたしかめておきたい。
五 五日市線には、ガソリンカーを回して運転回数を増加することを期待していたのであるが、これ又どういうわけか実現されていない。
いつからガソリンカーを回す予定か伺いたい。
六 五日市線の拜島駅 ― 立川駅間直通乘入れについて、どういう計画を進めているかおききしたい。
七 青梅線、八高線、五日市線はいずれも基地と関係があり、この観点から大々的改善の計画がなければならないはずである。その構想を伺いたい。
右質問する。