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答弁本文情報

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昭和二十八年七月三日受領
答弁第一八号
(質問の 一八)

  内閣衆質第一八号
     昭和二十八年七月三日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 堤 康次(注) 殿

衆議院議員並木芳雄君提出家畜飼料としての大豆粕輸入に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員並木芳雄君提出家畜飼料としての大豆粕輸入に関する質問に対する答弁書



 外米(ビルマ米)と豚肉の栄養価についていえば、外米(ビルマ米)一〇〇瓦中のカロリーは三四六、蛋白は六・九%、脂肪〇・八%で、豚肉一〇〇瓦中のカロリーは一四五、蛋白は二一・四%、脂肪は六・五%であつて、栄養価については、豚肉の方がまさることは、御説の通りである。又日本人の穀類(でん粉)偏重の食生活に対し畜産物のような蛋白、脂肪食品の摂取量を増加することによつて食生活の改善をはかることも賛成である。しかし、外米は、そのまま摂取されるのであるが、豚肉は、家畜に大豆粕その他の飼料を与えた後生産されるものである。従つて、現在の外米の輸入が需給上必要限度の主食の不足量を充すために行われているのであるから、大豆粕の輸入によりどれだけ豚の供給増加となつて主食の補てんにあてられるかは十分検討する必要がある。なお又家畜(豚)の飼料中油粕の占める割合は、一・五%程度であるので、大豆粕を大量に輸入したとしても豚肉の生産及び価格に特に大きな影響を与えるとは考えられない。又大豆粕と豚肉との価格関係は、確実には把握できないので、今後なお研究いたしたい。

 右答弁する。




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