令和8年7月8日(水)及び7月9日(木)の2日間、日本の国会と欧州議会との公式な議会間国際会議である「日本・EU議員会議」の第43回会議が、ストラスブール(フランス)において開催されました。
日本国会代表団として、衆議院からは、船田元議員(団長)、小野寺五典議員、永岡桂子議員、伊藤信太郎議員、西村智奈美議員、市村浩一郎議員が参加し、アダム・ビエラン欧州議会代表団団長をはじめとする欧州議会の代表団及び関係委員会の委員長等と、日本及びEUに関わる幅広い議題について議論を行いました。
8日の会議冒頭、船田団長は、地政学的な緊張の高まりやAIを始めとする加速度的な技術革新など国際社会が大きな変革期を迎える中、基本的価値及び原則を共有する戦略的パートナーである日本とEUが共通の課題に取り組むため、協力を深めていく意義は極めて大きい旨、冒頭挨拶しました。
同日の第1セッションでは、議題1「世界的な地政学的変動の文脈における日・EU関係」、議題2「日・EU安全保障・防衛パートナーシップ及び防衛産業協力の方向性」、議題3「文化及び科学技術における日・EU協力」について議論を行い、議題2と3において船田団長が議長を務めました。
議題1では、市村浩一郎議員がファーストスピーカーを務め、海洋安全保障の枠組構築やサプライチェーン強靭化に向けた日本とEUの協力・連携の必要性等について発言しました。このほか、日本側から、西村智奈美議員が北朝鮮による日本人拉致問題解決に向けた取組等について発言し、欧州側から、ルールに基づく国際秩序を支えるために必要な基盤と共通認識等について発言がありました。
議題2では、小野寺五典議員がファーストスピーカーを務め、同盟国・同志国への防衛装備品移転に向けた日本の取組、防衛分野におけるEUやNATOとの協力関係深化の必要性等について発言しました。このほか、欧州側から、欧州とインド太平洋地域が直面する安全保障上の課題に民主主義を重んじる国・地域が連携して取り組む必要性等について発言がありました。
議題3では、永岡桂子議員がファーストスピーカーを務め、若者のインターネット・SNS利用、日本とEUの文化交流、核融合発電実現に向けた日本とEUの協力等について発言しました。このほか、欧州側から、日本とEUの文化交流を拡大する包括的な制度的枠組の必要性等について発言がありました。
9日の第2セッションでは、議題4「産業政策における協力及び経済安全保障の強化」、議題5「貿易分野における『日・EU競争力アライアンス』及び経済連携協定(EPA)の実施」について議論を行いました。
議題4では、伊藤信太郎議員がファーストスピーカーを務め、次世代の先端科学技術の開発やエネルギー安全保障などより多くの分野における日本とEUの戦略的連携の必要性等について発言しました。このほか、欧州側から、日本との協力強化を通じたサプライチェーンの強靭化等について発言がありました。
議題5では、伊藤信太郎議員が再びファーストスピーカーを務め、ルールに基づく国際秩序の構築、多国間貿易体制の維持強化に向けた日本とEUの協力等について発言しました。このほか、日本側から、西村智奈美議員が農業従事者への所得補償や中小企業への支援等について発言し、欧州側から、EPAを通じた日本とEUの広範な分野にわたる関係強化等について発言がありました。
最後に、日本・EU両代表団間で取りまとめられた共同声明の採択が行われました(下記参考リンク参照)。
また、会期期間中、日本国会代表団は、欧州議会内において、メッツォラ欧州議会議長を表敬し、マカリスター欧州議会外務委員長及びランゲ欧州議会国際貿易委員長と会談を行い、ストラスブール市役所において、トロットマン・ストラスブール市長兼ストラスブール都市圏議会議長と会談を行いました。
| 団長 | 船田 元 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) |
| 小野寺 五典 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) | |
| 永岡 桂子 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) | |
| 伊藤 信太郎 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) | |
| 西村 智奈美 | 衆議院議員 | (中道改革連合・無所属) | |
| 市村 浩一郎 | 衆議院議員 | (日本維新の会) | |
| 副団長 | 鶴保 庸介 | 参議院議員 | (自由民主党・無所属の会) |
| 森 ゆうこ | 参議院議員 | (立憲民主・無所属) | |
| 上田 清司 | 参議院議員 | (国民民主党・新緑風会) |
第43回日本・EU議員会議共同声明(和文)(PDF:237KB)
第43回日本・EU議員会議共同声明(英文)(PDF:305KB)