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第21回G7下院議長会議



令和5年9月7日(木)から10日(日)まで、第21回G7下院議長会議が日本において開催されました。


9月8日(金)に会議セッションが開催され、冒頭、細田議長の代理として出席した海江田副議長から歓迎及び開会の挨拶が行われ、ステファンチューク・ウクライナ最高会議議長(ゲスト参加)の出席を歓迎するとともに、議会として国際的な諸課題に対しどのような役割を果たすことができるのか、各国議長と忌憚のない意見交換を行いたい旨述べました。


第1セッションは、「ロシアによるウクライナ侵略と国際秩序」を議題とし、ステファンチューク議長及びホイル英国下院議長から基調演説があった後、各国議長間の議論が行われました。

海江田副議長からは、細田議長の発言予定の内容に沿って、ロシアによるウクライナへの侵略を改めて強く非難し、ロシアの核兵器による威嚇、ましてや使用はあってはならないと訴えるとともに、力による一方的な現状変更の試みは、欧州のみならず世界中のいかなる地域においても許されないことを強調しました。また、我が国によるウクライナ支援の内容を紹介し、今後の復旧・復興に当たっても「日本ならでは」のきめの細かい支援を行っていくと述べるとともに、今般の侵略で偽情報が民主主義の脅威であることがあらわとなった旨指摘し、議会における真摯な討論、そして議会と国民とのコミュニケーションが一層重要な意味を有すると述べました。


第2セッションは、「エネルギー安全保障と国際協調」を議題とし、マッカーシー米国下院議長、ブロン=ピヴェ・フランス国民議会議長及びメッツォラ欧州議会議長から基調演説があった後、各国議長間の議論が行われました。

海江田副議長からは、同様に細田議長の発言予定に沿って、ロシアによるウクライナ侵略によってエネルギー市場が混乱し、各国は脱ロシアを進めつつ、エネルギーの安定供給を確保する必要が生じたことを指摘し、一方でG7各国は遅くとも2050年までに温室効果ガスの排出量をネット・ゼロにする責任を負っていると述べました。その上で、再生可能エネルギーの主力電源化や原子力の活用などの「グリーン・トランスフォーメーション」(GX)の実現に向けた我が国の取組を紹介し、各国の事情に応じ、経済成長を阻害せず、あらゆる技術やエネルギー源を活用する多様な道筋の下で、ネット・ゼロという共通のゴールを目指す必要があり、そのために国際協調が不可欠であると述べました。


会議の最後に共同宣言が採択され、別紙1及び別紙2(仮訳)のとおり発出されました。


別紙1(PDF:185KB)

別紙2(仮訳)(PDF:279KB)


その他の主な日程として、8日(金)の宮中行事(陛下による御引見を賜る)のほか、9日(土)には、各国参加者に日本の伝統と文化に触れていただくため、古都京都への視察を行いました。


また、細田議長及び海江田副議長は、会議期間中、ウクライナ最高会議議長と二国間会談を行いました。



【実行日程】

9月7日(木) 各国代表団来日
二国間会談(ウクライナ)
衆議院議長主催歓迎レセプション
9月8日(金) G7下院議長会議
  議題1「ロシアによるウクライナ侵略と国際秩序」
宮中行事
G7下院議長会議
  議題2「エネルギー安全保障と国際協調」
衆議院議長主催夕食会
9月9日(土) 京都視察(金閣寺、裏千家、樂美術館)
衆議院議長主催夕食会
9月10日(日) 各国代表団離日

【参加議長等一覧】

日本
細田 博之 衆議院議長
海江田万里 衆議院副議長
カナダアンソニー・ロタ 下院議長
フランスヤエル・ブロン=ピヴェ国民議会議長
ドイツベアベル・バース連邦議会議長
イタリアロレンツォ・フォンターナ下院議長
英国リンジー・ホイル下院議長
米国ケビン・マッカーシー下院議長
欧州議会ロベルタ・メッツォラ議長
  ※欧州議会は恒常的ゲスト
ウクライナルスラン・ステファンチューク最高会議議長(ゲスト)

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