令和7年2月5日(水)から2月7日(金)まで、OECDグローバル議員ネットワーク会合が、フランス・パリで開催され、日本国会代表団として、山口壯衆議院議員(団長)、宮内秀樹衆議院議員及び福田昭夫衆議院議員が参加しました。
会議の中では、「世界経済の見通し」に関するセッションにおいて、山口議員が、ポピュリズムが保護主義と法の支配の軽視によって世界の経済成長に悪影響をもたらすこと、貿易が共通の基準や慣行を通して平和を促進することを述べ、ポピュリズム的政策は長期的には反作用をもたらす可能性がある中において民主主義と国際秩序を維持するたたかいのために団結することを呼びかけました。
「気候緩和とネットゼロへの移行」セッションにおいては、宮内議員が、気候緩和に向けて、我が国が国際協調を重視し、国際ルールの策定に主導的役割を果たすこと、国際社会が共有するコミットメントを積極的に果たしていく揺るがぬ姿勢であることを強調したうえで、グリーンエネルギー展開に向けた政治のイニシアチブと後押しの重要性、気候目標を市民が納得感をもって共有することの重要性について議論を展開しました。
さらに、「AIを用いたガバナンス」セッションにおいて、福田議員は、意思決定能力を持ち得るAIが全体主義的傾向と結びついたときの危険性、人間がAIを監督し、意思決定することの死活的重要性を指摘し、AIのある制度・社会に「自己修正」のメカニズムをどのように組み込むことができるか、問題提起を行いました。
そのほか、会議期間中、日本国会代表団は、マティアス・コーマンOECD事務総長を表敬しました。
団長 | 山口 壯 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) |
宮内 秀樹 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) | |
福田 昭夫 | 衆議院議員 | (立憲民主党・無所属) |