請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 210 |
新件番号 | 13 |
請願件名 | 権利としての無償教育を求めることに関する請願 |
請願要旨 |
二〇一二年九月、政府は「全ての教育段階において無償教育を実現する」と国際公約したが、いまだに無償化のロードマップを示さず、教育への公財政支出は、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち最低水準のままである。コロナ禍の生活難・修学難が長期にわたる中、無償教育の実現は急務の課題である。文部科学省の調査では、コロナを理由に大学や短大を中退した学生や休学者は増えており、コロナで困窮する学生への現金給付は前回と同程度で、前回の緊急給付金を「利用した」と回答した学生はわずかであった。対象を厳しく限定した上で学校単位の枠をはめ、困窮する学生の中から更に困窮度を競わせる政府の態度は、救済を求める手を萎縮させている。学費の高騰が続くなど学生負担が増える中で、政府は新たな学生ローンの創設など、受益者負担の教育政策を進めている。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 幼児教育から高等教育までの無償教育を実現するため、十年前に国際公約した国際人権A規約第十三条に基づいて具体的計画を作り立法化すること。 二 権利としての無償教育を実現し、給付奨学金を拡充するため、教育予算をOECD加盟国平均水準(対GDP比)に引き上げること。 三 当面、貸与奨学金の返還については、低所得者への返還義務を免除し、返還期間の上限を定め、超過した債権は原則償却すること。 |
受理件数(計) | 1件 |
署名者通数(計) | 1,157名 |
付託委員会 | 文部科学委員会 |
結果/年月日 | 審査未了 |
紹介議員一覧 |
受理番号 13号 白石 洋一君 |