請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 210 |
新件番号 | 32 |
請願件名 | じん肺とアスベスト被害根絶等に関する請願 |
請願要旨 |
じん肺は最大の職業病である。一九六〇年にじん肺法が制定されたが、いまだ多くのじん肺有所見者がおり、毎年新たに最重症患者として認定されている。ILO(国際労働機関)及びWHO(世界保健機関)は、二〇三〇年までに世界中からじん肺を根絶することを提唱しており、日本は早急にじん肺法の改正や抜本的な制度改革に取り組むことが強く求められている。特にアスベストは、じん肺の原因であるとともに強い発がん性を有していることが明らかになっていたが、国が十分な対策を取ってこなかったため多数の被害が発生している。アスベストについての国の責任も大阪泉南アスベスト訴訟最高裁判決や建設アスベスト訴訟最高裁判決で明確になっている。じん肺やアスベスト被害者を早急に救済するための基金制度創設も必要であり、被害者が多発しているトンネルじん肺や建材メーカーを含む建設アスベスト被害の基金の創設は急務である。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 じん肺法施行後六十二年を経た今もなお、多くの被害者が発生し続けていることを踏まえて、じん肺やアスベスト被害の根絶に向けたじん肺法や関連法令の改正を行うこと。 二 トンネル建設労働者のじん肺被災者を早期救済するための基金を創設するトンネルじん肺救済法を直ちに制定すること。 三 建設アスベスト被害者を早期救済するため、建材メーカーを含む補償基金を早急に創設する法律改正を行うこと。 |
受理件数(計) | 21件 |
署名者通数(計) | 5,778名 |
付託委員会 | 厚生労働委員会 |
結果/年月日 | 審査未了 |
紹介議員一覧 |
受理番号 32号 赤嶺 政賢君 受理番号 33号 荒井 優君 受理番号 34号 笠井 亮君 受理番号 35号 穀田 恵二君 受理番号 36号 志位 和夫君 受理番号 37号 塩川 鉄也君 受理番号 38号 田村 貴昭君 受理番号 39号 高橋 千鶴子君 受理番号 40号 宮本 岳志君 受理番号 41号 宮本 徹君 受理番号 42号 本村 伸子君 受理番号 58号 落合 貴之君 受理番号 59号 金子 恵美君 受理番号 60号 末松 義規君 受理番号 61号 湯原 俊二君 受理番号 62号 吉田 統彦君 受理番号 68号 小宮山 泰子君 受理番号 69号 堤 かなめ君 受理番号 70号 野間 健君 受理番号 71号 道下 大樹君 受理番号 117号 近藤 昭一君 |