請願情報
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 国会回次 | 211 | 
| 新件番号 | 1069 | 
| 請願件名 | 石綿による健康被害の救済に関する法律の抜本的改正等に関する請願 | 
| 請願要旨 | じん肺は最大の職業病である。一九六〇年にじん肺法が制定されたが、いまだ多くのじん肺有所見者がおり、毎年新たに最重症患者として認定されている。ILO(国際労働機関)及びWHO(世界保健機関)は、二〇三〇年までに世界中からじん肺を根絶することを提唱しており、日本は早急にじん肺法の改正や抜本的な制度改革に取り組むことが強く求められている。特にアスベストは、じん肺の原因であるとともに強い発がん性を有していることが明らかになっていたが、国が十分な対策を取ってこなかったため多数の被害が発生している。アスベストについての国の責任も大阪泉南アスベスト訴訟最高裁判決や建設アスベスト訴訟最高裁判決で明確になっている。一方、二〇〇六年に施行された石綿による健康被害の救済に関する法律は、二〇一〇年に救済対象となる指定疾病が拡大されたが四種類に限定され、救済給付金も労働者災害補償保険法や公害健康被害補償法に比して低額に抑えるなど不十分なままである。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 建物の改修、解体工事に伴うアスベスト被害を防止するため、大気汚染防止法、石綿障害予防規則の更なる改正を始め、関連法令の抜本的な改正を行うこと。 二 石綿による健康被害の救済に関する法律を抜本的に改正して石綿対策基本法を制定し、公害健康被害補償法による補償と同等にするなど救済内容を充実させ、予防対策も十分なものとすること。 | 
| 受理件数(計) | 1件 | 
| 署名者通数(計) | 2,843名 | 
| 付託委員会 | 環境委員会 | 
| 結果/年月日 | 審査未了 | 
| 紹介議員一覧 | 受理番号 1069号  近藤 昭一君 | 
 


