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請願情報


請願名「てんかんのある人とその家族の生活を支える医療、福祉、労働に関する請願」の情報
項目 内容
国会回次 211
新件番号 2279
請願件名 てんかんのある人とその家族の生活を支える医療、福祉、労働に関する請願
請願要旨  てんかんはあらゆる年齢で発病する脳の病気である。全国に約百万人の患者がおり、発作の症状や予後には個人差や多様性がある。いまだに様々な不利益を受けることがあり、てんかんのある人とその家族が安心して暮らせる社会の実現を求める。
 ついては、次記事項を措置されたい。
一 てんかん診療の地域格差を解消し、安心して治療に参加できる制度の維持・充実を図ること。
二 難治てんかんの克服に向けた研究と開発を推進すること。
三 てんかんの障害特性に配慮して、福祉サービスや相談窓口を全国で格差なく利用できるよう整備し、推進すること。
四 てんかんがあるだけで職業上の制限が生じることがないように、働く場の機会充実を図ること。
受理件数(計) 83件
署名者通数(計) 30,946名
付託委員会 厚生労働委員会
結果/年月日 採択の上内閣送付 /令和5年 6月21日
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紹介議員一覧 受理番号 2279号 秋葉 賢也君
受理番号 2280号 荒井 優君
受理番号 2281号 井坂 信彦君
受理番号 2282号 井林 辰憲君
受理番号 2283号 石川 香織君
受理番号 2284号 石破 茂君
受理番号 2285号 おおつき 紅葉君
受理番号 2286号 小川 淳也君
受理番号 2287号 大河原 まさこ君
受理番号 2288号 大口 善徳君
受理番号 2289号 大西 健介君
受理番号 2290号 笠井 亮君
受理番号 2291号 鎌田 さゆり君
受理番号 2292号 神谷 裕君
受理番号 2293号 熊田 裕通君
受理番号 2294号 輿水 恵一君
受理番号 2295号 佐藤 公治君
受理番号 2296号 櫻井 周君
受理番号 2297号 武田 良太君
受理番号 2298号 武村 展英君
受理番号 2299号 寺田 学君
受理番号 2300号 長友 慎治君
受理番号 2301号 西村 智奈美君
受理番号 2302号 松原 仁君
受理番号 2303号 宮本 徹君
受理番号 2304号 本村 伸子君
受理番号 2305号 山崎 誠君
受理番号 2306号 吉田 宣弘君
受理番号 2307号 笠 浩史君
受理番号 2308号 渡辺 創君
受理番号 2497号 青山 大人君
受理番号 2498号 新垣 邦男君
受理番号 2499号 泉 健太君
受理番号 2500号 市村 浩一郎君
受理番号 2501号 今枝 宗一郎君
受理番号 2502号 枝野 幸男君
受理番号 2503号 落合 貴之君
受理番号 2504号 金子 恵美君
受理番号 2505号 金城 泰邦君
受理番号 2506号 穀田 恵二君
受理番号 2507号 斎藤 アレックス君
受理番号 2508号 庄子 賢一君
受理番号 2509号 中川 正春君
受理番号 2510号 西銘 恒三郎君
受理番号 2511号 藤岡 隆雄君
受理番号 2512号 牧原 秀樹君
受理番号 2513号 道下 大樹君
受理番号 2514号 宮下 一郎君
受理番号 2515号 村上 誠一郎君
受理番号 2516号 湯原 俊二君
受理番号 2517号 吉田 久美子君
受理番号 2518号 米山 隆一君
受理番号 2519号 早稲田 ゆき君
受理番号 2657号 赤嶺 政賢君
受理番号 2658号 逢坂 誠二君
受理番号 2659号 金子 恭之君
受理番号 2660号 城内 実君
受理番号 2661号 重徳 和彦君
受理番号 2662号 篠原 豪君
受理番号 2663号 田嶋 要君
受理番号 2664号 田中 和徳君
受理番号 2665号 武部 新君
受理番号 2666号 玉木 雄一郎君
受理番号 2667号 野間 健君
受理番号 2668号 馬場 伸幸君
受理番号 2669号 守島 正君
受理番号 2670号 吉田 豊史君
受理番号 2782号 岡本 あき子君
受理番号 2783号 奥野 総一郎君
受理番号 2784号 田中 健君
受理番号 2785号 田村 貴昭君
受理番号 2786号 高鳥 修一君
受理番号 2787号 野田 聖子君
受理番号 2788号 森田 俊和君
受理番号 2900号 志位 和夫君
受理番号 2991号 奥下 剛光君
受理番号 2992号 階 猛君
受理番号 2993号 吉田 統彦君
受理番号 3076号 阿部 知子君
受理番号 3077号 浅川 義治君
受理番号 3078号 近藤 昭一君
受理番号 3141号 末松 義規君
受理番号 3142号 山田 勝彦君
処理経過
(所管府省における処理要領)
一 てんかん診療における地域連携体制については、良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針(平成二十六年厚生労働省告示第六十五号)において、専門的な診療を行うことができる体制を整備し、てんかんの診療ネットワークを整備する旨を盛り込んでおり、「てんかん地域診療連携体制整備事業」において、てんかん患者及びその家族が専門的な治療や相談支援を受けられるよう地域診療連携体制を構築するため、てんかん支援拠点病院の整備を順次進めている。
  また、てんかん治療支援に関する統括機関であるてんかん全国支援センターにおいて、てんかん患者及びその家族等と関係機関との円滑な連絡・調整を担うてんかん診療支援コーディネーターの認定制度の取組を進めている。
  加えて、令和五年度は障害者総合福祉推進事業費補助金により、てんかん支援拠点病院等における心因性非てんかん性発作等の実態把握を行っており、引き続き、地域におけるてんかんの専門的な診療を行うことができる体制や医療機関間の連携、てんかんの診療ネットワークの整備を進めてまいりたい。
二 難治てんかんに関する研究・開発については、国立研究開発法人日本医療研究開発機構において、難治性疾患実用化研究事業により、令和三年度から「microRNA病態に基づいたレット症候群の治療薬開発」及び「ドラベ症候群に対する創薬シーズの最適化と動物モデルでのPOC取得」に関する研究を実施する等の取組を行っているところである。引き続き、病態解明や新薬開発に向けた研究の推進など、必要な支援を行ってまいりたい。
  また、厚生労働大臣が定める国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターの中長期目標において、難治性・希少性の疾患に関する研究開発及びこれらの業務に密接に関連する医療の提供等について重点的に取り組むよう定めていることを受け、同センターの令和三年度から令和八年度までの第三期中長期計画においては、重点的に取り組む研究開発として、「難治てんかんなどの難治性・希少性の高い疾患における治療薬の開発並びに標準治療法の確立に向けての研究開発」が挙げられており、難治てんかんに関する複数の研究が行われている。引き続き、難治てんかんの研究を推進するため、同センターに対して必要な支援を行ってまいりたい。
三 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成十七年法律第百二十三号)における「障害支援区分」の認定に関しては、てんかんに罹(り)患している者を含む精神障害者の特性に応じて適切に行われるよう、認定業務に携わる者の資質の向上を図る取組等を行っている。
  また、障害福祉サービスについては、市町村において、サービスの利用に関する具体的な内容や意向を把握した上で、個々の障害者の状況に応じた支給決定を行うこととなっており、引き続き、その周知に努めてまいりたい。
  てんかんに関する相談窓口については、精神医療及び精神保健福祉に関する相談に対応する精神保健福祉センター等で、相談指導を行う際に、必要に応じて関係機関の協力を求めることとしており、引き続き、てんかんに罹患している者を含む障害者が地域社会で安心して暮らすことができる体制の整備に取り組んでまいりたい。
四 障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和三十五年法律第百二十三号)に基づき、事業主は、雇用の分野における障害者に対する差別が禁止されるとともに、障害者の有する能力の有効な発揮の支障となっている事情を改善するための措置の実施が義務付けられているほか、障害者に対する差別等が行われている場合、必要に応じて厚生労働大臣から事業主に対し、助言、指導又は勧告を行うことができることとされている。
  引き続き、同法の周知啓発に努めるとともに、同法の規定に違反する事案が認められる場合には、その是正を図ってまいりたい。
  さらに、てんかんに罹患している者を含む精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた精神障害者は法定雇用率の算定基礎の対象となっているところ、令和四年十二月に公布された障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律(令和四年法律第百四号)による改正後の障害者の雇用の促進等に関する法律において、週所定労働時間が十時間以上二十時間未満の精神障害者については、令和六年四月から特例的に実雇用率の算定対象に加えることとしている。引き続き、公共職業安定所において、障害者がその能力に適合する職業に就けるよう、個々の特性等に応じた就職支援に努めてまいりたい。
主な所管府省 厚生労働省
処理経過報告年月日 2023/12/12
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