請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 212 |
新件番号 | 280 |
請願件名 | 交通運輸産業における迅速な運賃改定と賃金・労働条件への確実な反映を求めることに関する請願 |
請願要旨 |
ハイヤー・タクシー労働者を始め鉄軌道、バス、トラックなどで働く交通運輸労働者は、人流・物流を支えるエッセンシャルワーカーである。しかし、物価高騰の中で低賃金にあえぎ離職者が相次いでいる。労働力不足により夜間・早朝の配車が不可能になるなど、公共交通としての責務を果たしきれない事例もある。賃金の原資を確保し、物価高騰等のコスト増加を賄うためには運賃・料金を改定するほかないが、交通運輸事業の運賃値上げには厳格な規制があり、改定が実現しないケースや、改定率が小さく人件費や安全コストに十分反映できないケースもある。さらに、手続が煩雑で申請準備から認可・許可まで長期間を要し、社会変化に即応できない課題もある。また、運賃改定が実現しても事業者側が経営難を理由に労働分配率を切り下げる事例もある。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 物価高騰などの社会・経済情勢に迅速に対応できるよう制度を改善すること。 二 少なくとも地域最低賃金額を十分に上回り、他産業との賃金格差を改善できる固定的な人件費を基礎として運賃改定額を算定すること。 三 運賃改定の増収分が、賃金・労働条件に確実に反映されるための実効性ある制度を構築すること。 四 これ以上の離職者を防ぐため、交通運輸労働者に対する直接支援を検討すること。 |
受理件数(計) | 1件 |
署名者通数(計) | 2,190名 |
付託委員会 | 国土交通委員会 |
結果/年月日 | 審査未了 |
紹介議員一覧 |
受理番号 280号 伊藤 俊輔君 |