請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 213 |
新件番号 | 3373 |
請願件名 | 日本の農業の存続に関する請願 |
請願要旨 |
政府は、日本の今までの農業形態ではなく、大企業や諸外国に向けての農業に力を入れているが、今、世界的な食糧危機が進行している中でこそ、日本従来の農業を守ることに重きを置き、我が国の農業の存続と国内での食料自給率向上に向けた政策を考え、日本の農業を守っていく必要がある。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 日本の農業において、種の自給は非常に重要な課題である。野菜の種は九割が海外で生産され、我が国に入ってくるそのほとんどは種取りができないF1種(一代雑種)となっている。これ以上、海外に種を握られないようにして、日本の固定種、在来種の種を我が国で種取りして循環させる仕組みを強化し、種の自給率を高める施策を推進すること。 二 多種多様な農業を存続させること。政府は農地所有適格法人の経営基盤強化を推進しているが、日本の農業を支えてきたのは個人の農家の多さである。個人の農家がこれから増えていくような(例えば新規就農の補助金の強化など)法整備を進めること。 三 ゲノム編集作物や重イオンビーム育種米については、まだまだ未知の部分があるため、人体への影響など不安要素が多いものを入れるべきではない。あきたこまちRやコシヒカリ環一号などを作らなくても、栽培技術でカドミウムを吸わない米ができ、その上に体に大切なマンガン(人の生殖機能に必要なミネラル)が得られるようになる。ゲノム編集作物や重イオンビーム育種米は必要がなく、それらの作物にはきちんと消費者が選択できるよう表示すること。 四 下水汚泥資源の肥料利用については、PFAS(有機フッ素化合物)で土壌が汚染される危険性があり、PFASでの土壌汚染は現時点では除去できない。下水汚泥の肥料は禁止すること。 |
受理件数(計) | 1件 |
署名者通数(計) | 101名 |
付託委員会 | 農林水産委員会 |
結果/年月日 | 審査未了 |
紹介議員一覧 |
受理番号 3373号 仁木 博文君 |