請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 214 |
新件番号 | 4 |
請願件名 | 国民を腎疾患から守る総合対策の早期確立に関する請願 |
請願要旨 |
我が国では慢性腎臓病患者が千三百万人を超えると推計され、新たな国民病と言われている。腎疾患対策事業などの推進により透析患者の増加率こそ鈍化傾向となったが、減少するまでには至っていない。早期発見、適切な治療により透析導入の時期は遅くなったが、透析患者全体の高齢化が顕著となり通院支援や介護支援、フレイル、サルコペニアの予防・改善などが喫緊の課題となっている。また、生産年齢世代の透析患者に対する就労支援の充実も必要である。さらに、激甚化する自然災害が発生した場合、毎週三回の通院を要する透析患者には、避難所での対応や透析医療、通院手段の確保などの対策が重要である。加えて、臓器移植への国民の一層の理解が進むような普及啓発や国内での移植件数を最大化させる施策の推進、再生医療の研究が進むことを願う。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 腎臓病の早期発見と重症化予防、透析患者及び腎移植患者を含む慢性腎臓病患者の生活の質の向上のため医療や介護に関わるそれぞれの職種の連携した取組を推進すること。 二 透析患者であっても、安心して介護保険施設に入所できるよう、透析施設と介護施設の連携体制を整備し、人的・財政的措置を検討すること。 三 透析患者の高齢化や障害の重度化により通院困難者が増えている。国と地方自治体が連携し、通院を支援する体制を整備するよう努めること。 四 透析患者の治療と就労の両立のための支援対策を推進すること。 五 広域災害発生時において、透析患者の透析医療、通院手段を確保するため、自治体と透析施設団体が連携した上で、隣接する都道府県にて透析患者を速やかに受け入れられる体制を構築すること。 六 臓器移植の推進及び再生医療研究の促進に努め、実用化に近い腎臓再生医療の研究については体制の充実を図ること。 |
受理件数(計) | 1件 |
署名者通数(計) | 434名 |
付託委員会 | 厚生労働委員会 |
結果/年月日 | 審査未了 |
紹介議員一覧 |
受理番号 4号 武井 俊輔君 |