請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 217 |
新件番号 | 618 |
請願件名 | 設置基準を生かし特別支援学校の教室不足解消を求めることに関する請願 |
請願要旨 |
全国的に特別支援学校の児童・生徒は増加しているが、学校数は不十分である。多くの特別支援学校では教室が不足しているため一つの教室をカーテンやつい立てで仕切って使うなどしているが、とても狭い上に隣のクラスの声や音が筒抜けで落ち着いた授業にならず、子どもたちは長年にわたって劣悪な教育条件の下で様々な我慢を強いられている。このような事態を生み出した原因は特別支援学校の設置基準がないことだとして、保護者・教職員・関係者が声を上げ運動をし続けてきた結果、二〇二一年九月二十四日に特別支援学校設置基準が制定された。しかし、趣旨に「特別支援学校の教育環境を改善する」と記されたものの既存校への適用開始が明記されず、基準適用は努力義務となっているため、教育条件の悪化に歯止めがかかっていない。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 制定された特別支援学校設置基準をより実効性あるものとするために、次の内容を規定した設置基準になるよう早急に見直しを図ること。 1 既存校の基準適用を努力義務にせず、設置基準への適用期限を明記すること。 2 在籍する児童・生徒数の上限を一校につき百五十人以下とすること。 3 通学時間の上限について、家庭から学校までを一時間以内と規定すること。 4 教諭等の数は一学級につき二名以上とし、児童・生徒の指導に当たるものとすること。 5 障害種ごとに必要な特別教室の種類や数を明記すること。普通教室は一教室当たりの面積を六十平方メートル以上とすること。 二 設置基準制定の目的である、特別支援学校の教室不足解消と教育環境の改善を直ちに実現するための学校新設が進むよう、次のことを行うこと。 1 自治体が学校新設を促進するために、特別支援学校設置に関わる国庫補助率を早急に三分の二に引き上げるなどの予算措置をすること。 2 国の教室不足解消のための集中取組期間を延長するとともに、各自治体が策定する集中取組計画が教室不足解消の実効性ある整備計画となるよう支援すること。 |
受理件数(計) | 51件 |
署名者通数(計) | 28,631名 |
付託委員会 | 文部科学委員会 |
結果/年月日 | |
紹介議員一覧 |
受理番号 618号 赤嶺 政賢君 受理番号 619号 安藤 じゅん子君 受理番号 620号 石井 智恵君 受理番号 621号 岡本 あき子君 受理番号 622号 黒岩 宇洋君 受理番号 623号 源馬 謙太郎君 受理番号 624号 小山 千帆君 受理番号 625号 重徳 和彦君 受理番号 626号 高松 智之君 受理番号 627号 西岡 秀子君 受理番号 628号 西川 将人君 受理番号 629号 野間 健君 受理番号 630号 波多野 翼君 受理番号 631号 福島 伸享君 受理番号 632号 馬淵 澄夫君 受理番号 671号 青山 大人君 受理番号 672号 川原田 英世君 受理番号 673号 山田 勝彦君 受理番号 694号 志位 和夫君 受理番号 695号 屋良 朝博君 受理番号 741号 青柳 陽一郎君 受理番号 742号 浅野 哲君 受理番号 743号 田村 貴昭君 受理番号 779号 有田 芳生君 受理番号 780号 森田 俊和君 受理番号 781号 山岸 一生君 受理番号 881号 篠田 奈保子君 受理番号 978号 岡田 華子君 受理番号 979号 西川 厚志君 受理番号 980号 松木 けんこう君 受理番号 983号 小熊 慎司君 受理番号 984号 長友 慎治君 受理番号 985号 西岡 義高君 受理番号 992号 神谷 裕君 受理番号 993号 寺田 学君 |