請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 217 |
新件番号 | 1054 |
請願件名 | 障害福祉についての法制度拡充に関する請願 |
請願要旨 |
二〇二四年七月、優生保護法被害者は最高裁で勝訴判決をかち取った。それを基に国と交わした基本合意書や国会の謝罪決議及び補償法の成立は、被害者の人権を回復、補償するだけでなく、優生思想や障害による差別や偏見の根絶に道を開くものである。しかし、多くの障害のある人たちは長期にわたって厳しい生活水準を強いられている上、障害福祉分野の職員不足も危険水域に達している。 ついては、障害者権利条約が求める他の者との平等を実現するため、次記事項を措置されたい。 一 優生思想や障害による差別や偏見を根絶するために、国は責任を持って国会の謝罪決議と補償法を広く周知し、優生保護法問題を全面的に解決すること。 二 障害のある人の生活水準を他の者と平等にするために、障害年金を大幅に引き上げるとともに、家族依存から脱却できるための福祉制度を拡充すること。 三 事業の存続が危ぶまれる職員不足を解決し、障害のある人への支援を安定させるために、障害報酬の時間払いと日額払いを直ちに見直し、基本報酬を大幅に拡充すること。 四 障害のある人や子供の障害福祉事業や補装具等の自己負担を直ちに廃止すること。 五 障害のある人が六十五歳になっても、自己負担なく必要な支援を自ら選べるようにすること。 六 欠かせない役割を発揮している地域活動支援センターについて、国は実態を調査し、安定して運営・支援できるよう、国の責任で制度を拡充すること。 |
受理件数(計) | 2件 |
署名者通数(計) | 1,500名 |
付託委員会 | 厚生労働委員会 |
結果/年月日 | |
紹介議員一覧 |
受理番号 1054号 酒井 なつみ君 |