請願情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国会回次 | 217 |
| 新件番号 | 1269 |
| 請願件名 | 所得税法第五十六条の廃止に関する請願 |
| 請願要旨 |
所得税法第五十六条は「事業主の配偶者とその親族が事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しない」（条文趣旨）として、家族従業者の働き分（自家労賃）を必要経費と認めていない。家族従業者の働き分は、事業主の所得から配偶者が八十六万円、家族は五十万円控除されるのみで、時給に換算すると最低賃金にも満たない額である。青色申告にすれば給料を経費に算入できるが、税務署長への届出や記帳義務などの条件付であり、申告の仕方で納税者を差別するものである。また、戦前の家父長制の名残である第五十六条によって、家族従業者は社会保障や行政手続などの面でも不利益を受けている。こうした中、多くの自治体では所得税法第五十六条の廃止を求める意見書が採択されており、第五次男女共同参画基本計画でも「女性が家族従業者として果たしている役割に鑑み」「税制等の各種制度の在り方を検討する」としている。さらに、国連女性差別撤廃委員会は二〇二四年「女性の経済的自立を促進するため、所得税法第五十六条を改正し、女性の家族企業での就労を認める」よう日本政府に勧告している。 ついては、所得税法第五十六条を廃止されたい。 |
| 受理件数（計） | 13件 |
| 署名者通数（計） | 30,255名 |
| 付託委員会 | 財務金融委員会 |
| 結果／年月日 | |
| 紹介議員一覧 |
受理番号 1269号 新垣 邦男君 受理番号 1288号 大河原 まさこ君 受理番号 1371号 藤原 規眞君 受理番号 1423号 鎌田 さゆり君 受理番号 1545号 赤嶺 政賢君 受理番号 1546号 志位 和夫君 受理番号 1547号 塩川 鉄也君 受理番号 1548号 辰巳 孝太郎君 受理番号 1549号 田村 貴昭君 受理番号 1550号 田村 智子君 受理番号 1551号 堀川 あきこ君 受理番号 1552号 本村 伸子君 |