請願情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国会回次 | 217 |
| 新件番号 | 1311 |
| 請願件名 | 北方領土返還促進に関する請願 |
| 請願要旨 |
北方領土が占拠され八十年の歳月が過ぎた。近年は混迷する世界情勢の影響を受け、ロシア政府が日ロ両国間の平和条約交渉や、三十年以上続けてきた北方四島交流事業、元島民の北方墓参の中止を一方的に通告するなど、北方領土問題は厳しい状況に置かれている。また、故郷に戻れると信じていた元島民の多くが亡くなり、生存者の平均年齢も九十歳を迎える今、生きているうちに島で墓参りをしたいと願う人々に残された時間は僅かしかない。政府間交渉を再開して北方領土問題を解決し、日ロ両国間に真の平和と信頼、友好関係が構築されることを強く願う。 ついては、国民運動を支えるのは「絶対に北方領土の返還を実現する」という日本の強い意志であり、政府、国会においては「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」という基本方針を堅持し、毅然たる姿勢でロシア政府との交渉を進めるとともに、加速されたい。 |
| 受理件数(計) | 1件 |
| 署名者通数(計) | 1,000,000名 |
| 付託委員会 | 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 |
| 結果/年月日 | 採択の上内閣送付
/令和7年 6月20日
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| 紹介議員一覧 |
受理番号 1311号 鈴木 貴子君 |
| 処理経過 (所管府省における処理要領) |
戦後八十年となる今もなお、北方領土問題が解決されず、ロシアとの間に平和条約が締結されていないことは、誠に遺憾である。 令和四年二月のウクライナ侵略後、ロシアは、日本との平和条約に関する交渉を継続しないことを一方的に表明し、その後も再開に応じていないため、遺憾ながら、現在、平和条約交渉の見通しについて具体的に申し上げられる状況にはない。 北方領土問題は日露間の最大の懸案であり、政府の方針は、北方四島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結することである。日露関係は引き続き厳しい状況にあるが、日露両国間での必要な意思疎通は続けていく考えであり、事態の打開に向けてロシア側と粘り強くやり取りを続けていく。 また、四島交流等事業の再開は日露関係における最優先事項の一つである。特に、北方墓参については、御高齢となられた元島民の方々の切実なお気持ちに応えるべく、人道的な性格を強調しつつ、ロシア側に対し、事業の再開を強く求めてきている。引き続き、特に北方墓参に重点を置いて、事業の再開に向けて全力で外交上の努力を傾注していく。 |
| 主な所管府省 | 外務省 |
| 処理経過報告年月日 | 2025/12/09 |

