請願情報
項目 | 内容 |
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国会回次 | 217 |
新件番号 | 1462 |
請願件名 | ハタハタ漁業資源に関する請願 |
請願要旨 |
ハタハタは秋田県の冬の風物詩であるが、二〇〇八年に三千トン近くあった漁獲量は徐々に減っており、近年は百トン以下まで激減する異常事態で、早急な調査・対策が必要である。一九九〇年代には国から多大な支援を受けて自主禁漁を行い資源回復に至った経緯があるが、国の支援は当時よりも必要とされている。漁業関係者やハタハタを観光産業としてきた秋田県内の関連事業への支援に加え、ハタハタ産卵のための藻場整備、稚魚放流による資源回復など、専門的な調査費用を含め、国の支援の検討を求める。 ついては、次記事項を措置されたい。 一 秋田県内のハタハタ漁獲資源激減についての調査・対策は秋田県の水産振興センターを中心に行われているが、農林水産省としても積極的な支援を検討すること。 二 かつて一九九〇年代に行ってきたハタハタ資源回復のための国の支援について、予算的な部分を含めて精査を行うこと。秋田県の予算規模を考慮し、秋田県と国の共同での対策が急務であり、国の予算的措置を含めて来年度の令和八年度から本格的に検討すること。 三 ハタハタという海の資源は漁業関係者だけの問題ではなく、観光産業や秋田県の文化、そして生物多様性という観点からも重要である。生物多様性の保護、秋田県の産業育成並びに地方創生としての観点からも、国からの複合的支援を検討すること。 四 ハタハタ資源回復について、かつてのような漁獲量制限や禁漁では十分に対応できないことが懸念されるため、積極的な稚魚放流、ハタハタ保護海域の設定及び調査も含めて、資源量回復についてもっと力を入れることが必要である。また、長期的視点に立ち、専門家の助言を得ながら、ハタハタ資源回復までのロードマップについて、秋田県沿岸部で計画されている洋上風力発電に関する協議会も含め誠意検討すること。 |
受理件数(計) | 1件 |
署名者通数(計) | 1名 |
付託委員会 | 農林水産委員会 |
結果/年月日 | |
紹介議員一覧 |
受理番号 1462号 緑川 貴士君 |