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平成十六年十二月二日提出
質問第八二号

新石垣空港整備事業に関する質問主意書

提出者  川内博史




新石垣空港整備事業に関する質問主意書


 新石垣空港整備事業について以下の通り、質問する。

一 新石垣空港の建設については、特に白保サンゴ礁および希少生物(カンムリワシ、小型コウモリ類、コガタハナサキカエルなど)の生態系の保護に対して深刻な懸念が各方面から寄せられている。政府は新石垣空港整備事業への予算措置を行うにあたっては、白保サンゴ礁および希少生物の生態系が完全に保護されることに責任を持つべきであると考えるが、政府の見解を求める。
二 世界的に貴重とされている白保サンゴ礁と空港建設予定地付近に生息する希少生物(カンムリワシ、小型コウモリ類、コガタハナサキカエルなど)の現況をどのように認識しているか。それらの保護についてどのような対策を考えているか、見解を求める。
三 八重山・白保地域については、西表国立公園への編入と世界遺産への登録が、地元からも強く要望されている。この点について、政府はどのように考えるか、見解を求める。
四 沖縄県環境影響審査会が新石垣空港整備事業環境影響評価準備書に対して、ほとんど全ての項目について再度の予測・評価を求めていることを承知しているか。少なくとも審査会の再予測・評価要請に対して、事業者としての沖縄県が、十分な予測・評価を行うまで、予算措置は延期すべきであると思うが、政府はどう考えるか。
五 新石垣空港については、強い乱気流の発生による運航の危険が指摘されている。この問題に対する政府の認識と対処方針を明らかにされたい。

 右質問する。



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