質問本文情報
平成十八年十月三日提出質問第三七号
外務省ロシア課長の言動に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
外務省ロシア課長の言動に関する質問主意書
一 二〇〇六年九月二十五日の奥付で、講談社から衆議院議員鈴木宗男と休職中の外務省職員佐藤優氏が『北方領土「特命交渉」』(以下、「本書」という。)を出版したが、外務省はその事実を承知しているか。
二 「本書」二百六十二頁から二百六十三頁にかけて松田邦紀外務省欧州局ロシア課長の言動について、鈴木宗男の発言として、
「たとえば、松田さんに関しては、森喜朗前総理に文字通り涙を流して、
『サンクトペテルブルグ・サミットまではぜひロシア課長をやらせてください。いま課長職を外されると鈴木宗男の攻撃に負けたことになり、私の将来がなくなる』
と頼み込んできた。私はこの話を森さんから直接聞きました。こうした自己保身に汲々とする人物にまともな外交ができるはずがないのです。」
との内容が記載されていることを外務省は承知しているか。
三 二に記された松田邦紀ロシア課長の言動は事実か。かかる働きかけを松田課長が国会議員に対して行ったことは適切か。
四 「本書」は出版前に佐藤優氏から外務省に対して、原稿を添付した出版届が提出されていると承知しているが、出版届の提出日、ならびに出版届に記載された締切日はいつか。
五 四の出版届に対して、外務省は佐藤優氏に意見を伝達したか。伝達したならば、その日付と、伝達の形態、内容を明らかにされたい。
右質問する。