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平成十八年十一月二十日提出
質問第一六七号

政治と外務省の関係に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




政治と外務省の関係に関する質問主意書


一 二〇〇六年十一月一日発売の「現代」(講談社)に、田原総一朗氏と元外務審議官の田中均氏の対談「金正日の計算、体制崩壊の可能性」が掲載されているところ、その中で、
 「田中 たしかに安倍さんには民族主義的な要素があるかもしれないし、保守的な要素があるかもしれない。けれども、それは他の国と比べた場合、特に極端なものではない。
 ただ私が安倍さんに望むのは、中国との関係構築です。日中間の問題は靖国の問題ではないんです。それは一部ではあるけれど、もっと大きな歴史問題、安全保障の問題、それから経済・技術協力の問題がある。それらを見据えて、この機会に大国と大国の関係を能動的に築いてもらいたい。朝鮮半島の問題についても、包括的な解決を目指して、シナリオを作り、戦略的に、能動的に動いてほしい。安倍さんはきっとやってくれると思います。
 田原 同感ですね。それがいまできていないのは、日本の外務省が臆病になりすぎているからだと思う。
 田中 政治が『君らを守るぞ』と言ってくれれば、外務省の人間は喜んでやりますよ。
 田原 やはりそれは田中アレルギーなんですよ。
 田中 (驚いて)私が悪いの?
 田原 田中さんは北朝鮮外交を一生懸命おやりになった。しかし、一時、田中外交を批判する声があまりにも大きくなってしまったために、外務省がいまも後遺症で怖じ気づいている。
 田中 それは内心忸怩たるところはあります。変えていかなくてはいけないと思う。けれど、そのためには政治が中長期的な観点から一定の方針を守るということがないと、官僚にとってみれば危なくて行動ができない。」
 という記載があることを外務省は承知しているか。
二 現下、外務省が臆病になりすぎているという実態があるか。
三 政治が「君らを守るぞ」と言ってくれれば、外務省の人間は喜んでやりますというモラルを外務省職員は有しているか。
四 北朝鮮外交に精力的に取り組んだ田中均氏の外交を批判する声があまりにも大きくなってしまったために、外務省がいまも後遺症で怖じ気づいているという実態があるか。
五 外務省職員の定年は何歳か。
六 田中均氏は定年前に退職したと承知するが、退職の理由如何。

 右質問する。



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