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平成十八年十二月一日提出
質問第二〇二号

外務省の対北朝鮮外交担当者の対米認識に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




外務省の対北朝鮮外交担当者の対米認識に関する質問主意書


一 朝日新聞社コラムニストの船橋洋一氏の著書「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン 朝鮮半島第二次核危機」(朝日新聞社)の百二十四頁に、
 「日本側には、米国が小泉訪朝の最終準備の段階で北朝鮮の濃縮ウラン計画を日本に知らせてきたのは、日朝正常化を妨害、あるいは牽制するためではないかとの疑念を抱くものもいた。
 水面下交渉を直接担当してきたアジア大洋州局北東アジア課ではとりわけそうした感情が強かった。
 平松賢司の後の北東アジア課長を務めた藤井新(二〇〇三年七月、課長就任、二〇〇四年一月死去)は、『金丸のとき、ベーカーが核の問題を持ち出した。結局、米国の言い分が正しかったことが後でわかったが、ただし、それならなぜ、もう少し前にその情報をくれなかったのか。こちらが動くと、必ず、米国はつぶしにかかる、と思いたくもなる』と語ったが、そうした気持ちを抱いたのは藤井だけではなかった。『金丸のとき』とは、一九九〇年秋の金丸訪朝のことを指している。」
との記述があることを、外務省は承知しているか。
二 藤井新氏は韓国語を研修したと承知するが、同氏の韓国における研修時期と研修先を明らかにされたい。
三 外務省は、米国が小泉訪朝の最終準備の段階で北朝鮮の濃縮ウラン計画を日本に知らせてきたのは、日朝国交正常化を妨害、あるいは牽制するためではないかとの疑念を抱いているか。
四 藤井新氏が船橋洋一氏に対して、「金丸のとき、ベーカーが核の問題を持ち出した。結局、米国の言い分が正しかったことが後でわかったが、ただし、それならなぜ、もう少し前にその情報をくれなかったのか。こちらが動くと、必ず、米国はつぶしにかかる、と思いたくもなる」との趣旨を述べた事実があるか。

 右質問する。



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